機能説明
MQDを起動するコマンドです。通常は、拡張機能の各種サービス(同報配信サービスおよび各連携サービス)の起動も行います。未反映のサービス定義があればそれを反映させてからサービスを起動することもできます。また、このサービスの起動を抑止することもできます。
各種サービスおよびサービス定義の詳細については、“第2部 拡張機能編”を参照してください。
入力形式
mqdstr [-s sysname][{-n|-p}]
パラメタ
対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
MQDの起動形態を指定します。このパラメタを省略した場合は、前述の各種サービスの起動も行われます。未反映のサービス定義の反映は行われません。
-n: 未反映のサービス定義を反映してからサービスを起動する
-p: サービスを起動しない
注意事項
本コマンドは、スーパユーザだけが実行できます。
本コマンドを実行する前に、MQDのシステム環境を作成しておく必要があります。
MQDのメッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用している場合は、MQDを起動するシェルの環境変数にデータベースを操作するコマンドの実行パスおよび必要な環境変数を指定してください。必要なコマンド実行パスおよび環境変数などの詳細は、“Symfoware Server RDB管理者ガイド”参照してください。
本コマンドによって、拡張機能のイベントチャネル連携サービスを再起動する場合は、es11209のメッセージが出力されますが、これは内部情報を採取したことにより出力されるものです。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
MQDシステム名 MQD001 を起動します。拡張機能の環境が作成されている場合は、拡張機能も起動します。拡張機能の未反映のサービス定義は反映しません。
mqdstr