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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

付録I セションの管理を行うシステムで証明書認証を行うための設定

  ここでは、セションの管理を行うシステムで証明書認証を行うために必要な環境定義について説明します。

  セションの管理を行うシステムで証明書認証を行うためには、認証サーバの環境定義ファイルに、セションの管理を行うシステムにおいて、証明書認証を行うことを許可する設定を行う必要があります。

作業手順

  認証サーバの環境定義ファイルを更新する場合は、以下の手順に従って行ってください。

  1. 認証サーバを停止します。

  2. 認証サーバの環境定義ファイルを更新します。

  3. 認証サーバを起動します。

  認証サーバの起動、および停止手順については、“4.1.2 認証サーバの起動”、または“4.2.2 認証サーバの停止”を参照してください。

認証サーバの環境定義ファイルの更新

  認証サーバに格納されている環境定義ファイルに、以下の表に示す項目を、テキストエディタなどを使用して設定してください。

認証サーバの環境定義ファイル名と格納先
定義ファイル名

ssoatcag.conf

定義ファイルの格納先

C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\conf

/etc/opt/FJSVssoac/conf

項目

定義名

設定内容

省略可否

セションの管理を行うシステムにおける証明書認証の許可

allow-sm-cert-auth

セションの管理を行うシングル・サインオンシステムにおいて、証明書認証を許可するかどうかを設定します。

  YES:許可します。
  NO:許可しません。

本項目を省略した場合は、“NO”が設定されたものとみなします。
また、上記以外の値を設定した場合は、システムのログにsso02040を出力し、“NO”が設定されたものとみなします。

省略可

  以下に、定義ファイルの設定例を示します。


  セションの管理を行うシングル・サインオンシステムにおいて、証明書認証を行うことを許可する設定例です。

allow-sm-cert-auth=YES