クラスタ運用を行っている場合の運用環境の変更について説明します。
運用管理サーバ業務(Storageサーバ業務)のIPアドレスは、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務で、レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、「6.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製元/複製先ボリュームの設定を削除します。
対象の管理対象サーバ業務を停止します。
停止方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
IPアドレスリソースを変更します。
変更方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象の管理対象サーバ業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象の管理対象サーバ業務を管理している運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、「8.3.4 stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を-fオプション付きで実行してIPアドレスを変更します。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「6.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)のポート番号は、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務で、レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、「6.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製元/複製先ボリュームの設定を削除します。
対象の管理対象サーバ業務を停止します。
停止方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象の管理対象サーバ業務のプライマリノードとセカンダリノードで、/etc/servicesに設定されている、AdvancedCopy Managerの業務用通信デーモン(stgxfws_論理ノード名)のポート番号を変更します。
対象の管理対象サーバ業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象の管理対象サーバ業務を管理する運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、「8.3.4 stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を-fオプション付きで実行してポート番号を変更します。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「6.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)のサーバ名は、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務で、レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、「6.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製元/複製先ボリュームの設定を削除します。
対象の管理対象サーバ業務を管理する運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、「8.3.4 stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を-fオプション付きで実行してサーバ名を変更します。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「6.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)の論理ノード名は、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、管理対象サーバ業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象の管理対象サーバ業務の環境を削除します。
バックアップ管理機能を使用している場合は、「3.6.2 デバイスの削除」を参照して、業務ボリュームおよびバックアップボリュームを削除してください。
レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、「6.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製元/複製先ボリュームの設定を削除してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
以下のデータを退避します。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
削除方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務、管理対象サーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の以下の手順は実施しないでください。
「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「Linux版/HP-UX版クラスタの適用」の「削除手順」の手順1
対象業務のクラスタ環境を作成します。
作成方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「管理対象サーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「HP版MC/ServiceGuardでのカスタマイズ」または「HP版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ」を実施する場合、クラスタセットアップコマンドの-nオプションの値は、新規論理ノード名を指定してください。
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「Linux版/HP-UX版クラスタの適用」を実施する場合、クラスタセットアップ時には、新規論理ノード名を指定してください。
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「管理対象サーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順19)は実施しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
以下のデータを復元します。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
サーバ名を変更します。
「7.5.7.3 管理対象サーバ業務のサーバ名の変更」を実施します。
バックアップ管理やレプリケーション管理機能を使用する場合は、バックアップ管理やレプリケーション管理の環境を再構築します(「3.4.5 バックアップ運用を行うサーバの環境設定」以降の作業を実施してください)。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、「8.3.12 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)」を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録します。
AdvancedCopy Manager業務名は、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、管理対象サーバ業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
以下のデータを退避します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを退避します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿をバックアップします。
バックアップ方法は、「7.1.1.1.1 バックアップ管理簿のバックアップ」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
削除方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務、管理対象サーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の以下の手順は実施しないでください。
「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「Linux版/HP-UX版クラスタの適用」の「削除手順」の手順1
クラスタシステムでパッケージ名を変更します。
変更方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象業務のクラスタ環境を作成します。
作成方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「管理対象サーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「HP版MC/ServiceGuardでのカスタマイズ」または「HP版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ」を実施する場合、クラスタセットアップコマンドでは、業務名以外の情報を変更しないでください。
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「Linux版/HP-UX版クラスタの適用」を実施する場合、クラスタセットアップ時には、業務名以外の情報を変更しないでください。
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「管理対象サーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順19)は実施しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
以下のデータを復元します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを復元します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿を復元します。
復元方法は、「7.1.1.1.2 バックアップ管理簿のリストア」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
レプリケーション管理機能を使用している場合は、「8.4.3.1 swsrprecoverres(資源整合コマンド)」で環境を復元します。
資源整合コマンドには、-rオプションを指定してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、「8.3.12 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)」を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク(物理ディスクまたは共有データ用共有ディスクのマウントポイント名)は、以下の手順で変更します。
対象の管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、管理対象サーバ業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
以下のデータを退避します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを退避します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿をバックアップします。
バックアップ方法は、「7.1.1.1.1 バックアップ管理簿のバックアップ」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
削除方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務、管理対象サーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の以下の手順は実施しないでください。
「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1
「Linux版/HP-UX版クラスタの適用」の「削除手順」の手順1
対象業務のクラスタ環境を作成します。
作成方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「管理対象サーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
マウントポイント名を変更する場合、クラスタセットアップ時には新規マウントポイント名を指定してください。
物理ディスクを変更する場合、マウントするときに新しい物理ディスクを指定してください。
クラスタシステムの共有ディスクに関する設定を変更してください。
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「管理対象サーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順19)は実施しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
以下のデータを復元します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードで、/etc/opt/swstorage/<論理ノード名>/swnode.iniを復元します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿を復元します。
復元方法は、「7.1.1.1.2 バックアップ管理簿のリストア」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
レプリケーション管理機能を使用している場合は、「8.4.3.1 swsrprecoverres(資源整合コマンド)」で環境を復元します。
資源整合コマンドには、-rオプションを指定してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータも復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスは、「7.1.2.1 事前準備」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、「8.3.12 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)」を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録します。