「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。
本バージョンレベルの『ETERNUS SF Express 運用ガイド』の「Expressマネージャー環境のリストア(Windows環境)」に記載されている、手順4(ETERNUS SF Managerのサービスを停止する手順)から実施してください。
注意
リストア手順中のコピー元のディレクトリ名が、旧バージョンレベルと異なっている場合があります。その場合は、以下のように旧バージョンレベルのディレクトリ名に読み替えてください。
リストア対象 | 本バージョンレベルの | 旧バージョンレベルのディレクトリ名 |
---|---|---|
装置管理情報 | $BAK_DIR\ESC\ | $BAK_DIR\Storage Cruiser\ |
必須ファイル | $BAK_DIR\ESC\ | $BAK_DIR\Storage Cruiser\ |
性能管理機能に関する | $BAK_DIR\ESC\ | $BAK_DIR\Storage Cruiser\ |
カスタマイズ可能なファイル | $BAK_DIR\ESC\ | $BAK_DIR\Storage Cruiser\ |
コピーグループと | $BAK_DIR\CCM\ | $BAK_DIR\AdvancedCopy Manager Copy Control Module\ |
$BAK_DIRはバックアップ先ディレクトリです。
AdvancedCopy Managerをインストールしていた場合は、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避しておいた運用環境を以下の手順でリストアします。
注意
運用環境のリストアは、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。
リポジトリデータをリストアします。
stgrepocnv(リポジトリデータの移行コマンド)を実行し、移行対象のリポジトリデータを本バージョンレベルのリポジトリに復元します。コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「stgrepocnv(リポジトリデータの移行コマンド)」を参照してください。
Windows環境、かつStorage管理サーバ兼Storageサーバの場合は、リポジトリデータの復元後に、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」でバックアップしたファイルをリストアしてください。コマンドプロンプト画面でcopyコマンドなどを使用して、以下にリストアします。
非クラスタ環境の場合
<バージョンアップ後の環境設定ディレクトリ>\etc\device.ini
クラスタ環境の場合
<バージョンアップ後のAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブレター>:\etc\opt\swstorage\etc\device.ini
サーバ情報を変更します。
データの整合性を確保するために、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
-nオプションに運用管理サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を実行します。コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
-nオプションに指定する運用管理サーバ名は、stgxfwcmdispsrv(サーバ情報表示コマンド)の[Server]欄を確認してください。
管理情報をリストアします。(運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合だけ)
「5.2.8 管理情報のリストア」を参照し、管理情報をリストアしてください。
レプリケーション運用を行っている場合は、swsrprecoverres(資源整合コマンド)を-rオプションを指定して実行してください。
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleをインストールしていた場合は、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避しておいた運用環境をリストアします。
参照
リストア方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのリストア」を参照してください。