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ETERNUS SF Express 15.0/ Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 バージョンアップガイド

3.3.1 旧バージョンレベルのリストア

3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

本バージョンレベルの『ETERNUS SF Express 運用ガイド』の「Expressマネージャー環境のリストア(Windows環境)」に記載されている、手順4(ETERNUS SF Managerのサービスを停止する手順)から実施してください。

注意

リストア手順中のコピー元のディレクトリ名が、旧バージョンレベルと異なっている場合があります。その場合は、以下のように旧バージョンレベルのディレクトリ名に読み替えてください。

リストア対象

本バージョンレベルの
ディレクトリ名

旧バージョンレベルのディレクトリ名

装置管理情報

$BAK_DIR\ESC\

$BAK_DIR\Storage Cruiser\

必須ファイル

$BAK_DIR\ESC\

$BAK_DIR\Storage Cruiser\

性能管理機能に関する
ファイル

$BAK_DIR\ESC\

$BAK_DIR\Storage Cruiser\

カスタマイズ可能なファイル

$BAK_DIR\ESC\

$BAK_DIR\Storage Cruiser\

コピーグループと
コピーペアの定義に関する
ファイル

$BAK_DIR\CCM\

$BAK_DIR\AdvancedCopy Manager Copy Control Module\

$BAK_DIRはバックアップ先ディレクトリです。


AdvancedCopy Managerの運用環境

AdvancedCopy Managerをインストールしていた場合は、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避しておいた運用環境を以下の手順でリストアします。

注意

運用環境のリストアは、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。

  1. リポジトリデータをリストアします。

    stgrepocnv(リポジトリデータの移行コマンド)を実行し、移行対象のリポジトリデータを本バージョンレベルのリポジトリに復元します。コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「stgrepocnv(リポジトリデータの移行コマンド)」を参照してください。

    Windows環境、かつStorage管理サーバ兼Storageサーバの場合は、リポジトリデータの復元後に、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」でバックアップしたファイルをリストアしてください。コマンドプロンプト画面でcopyコマンドなどを使用して、以下にリストアします。

    • 非クラスタ環境の場合
      <バージョンアップ後の環境設定ディレクトリ>\etc\device.ini

    • クラスタ環境の場合
      <バージョンアップ後のAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブレター>:\etc\opt\swstorage\etc\device.ini

  2. サーバ情報を変更します。

    データの整合性を確保するために、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
    -nオプションに運用管理サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を実行します。コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
    -nオプションに指定する運用管理サーバ名は、stgxfwcmdispsrv(サーバ情報表示コマンド)の[Server]欄を確認してください。

  3. 管理情報をリストアします。(運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合だけ)

    5.2.8 管理情報のリストア」を参照し、管理情報をリストアしてください。
    レプリケーション運用を行っている場合は、swsrprecoverres(資源整合コマンド)を-rオプションを指定して実行してください。


AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleをインストールしていた場合は、「3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避しておいた運用環境をリストアします。

参照

リストア方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのリストア」を参照してください。