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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
Systemwalker

7.3.3 オブジェクト指定監視の設定

7.3.3.1 オブジェクト指定監視の設定方法

オブジェクト指定監視の設定を行う場合、オブジェクト指定コマンドを「-s」パラメタで実行します。
監視対象のサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。

UNIX版】

コマンドは、スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -s -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER>

Windows版】

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

mporsetobj.exe -s -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER>

[パラメタ]

ORACLE_SID

対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。

ITEM_NAME

対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。

FILE_NAME

オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。


オブジェクト指定コマンドが異常終了した場合、出力されるエラーの内容を確認し、オブジェクト定義ファイルを修正してください。オブジェクト定義ファイルの修正後、再度オブジェクト指定コマンドを実施してください。

7.3.3.2 オブジェクト指定監視の設定内容確認方法

オブジェクト指定コマンドが正常終了した場合、オブジェクト定義ファイルの内容でオブジェクト指定監視の監視条件が設定されます。設定内容の確認は、オブジェクト指定コマンドを「-v」パラメタで実行します。

監視対象のサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。

UNIX版】

コマンドは、スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -v -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME  <ENTER>

Windows版】

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

mporsetobj.exe -v -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME <ENTER>

[パラメタ]

ORACLE_SID

対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。

ITEM_NAME

対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。

オブジェクト指定コマンドによる設定内容確認の例を以下に示します。

UNIX版】

コマンドは、スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -v -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER>
USERS,Y,1,0-10,2
INDX,N

Windows版】

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

mporsetobj.exe -v -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER>
USERS,Y,1,0-10,2
INDX,N

オブジェクト指定監視の設定を有効にするためには、監視条件を適用する必要があります。適用方法は、“7.3.4 オブジェクト指定監視の条件適用”を参照してください。