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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
Systemwalker

7.1.3 キーワード指定パターン定義ファイルの修正

監視対象のサーバ上にあるキーワード指定パターン定義ファイルを修正し、キーワードの追加、変更および削除を行ってください。

UNIX版】

キーワード指定パターン定義ファイルは以下のパスで作成されています。

/opt/FJSVmpor/usr/custom/logdef.txt

【Windows版】

キーワード指定パターン定義ファイルは以下のパスで作成されています。

(製品インストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\logdef.txt


キーワード指定パターン定義ファイルには、1行につき1つのキーワード指定の条件を設定します。各行は、項目をコロン(:)で区切って以下の形式で設定します。

重要度:キーワード <改行>

項目

説明

重要度

キーワードに対する重要度を以下の値で指定してください。

  • 1 (警告)

  • 2 (重要)

  • 3 (最重要)

キーワード

監視対象とする任意のキーワードを指定してください。
区切り文字であるコロン(:)の直後から改行直前までのすべてをキーワードとみなします。
指定可能な最大長は256バイトです。
日本語混在の指定が可能です。
指定されたキーワードは、英大文字と英小文字の区別をせずにアラートログファイルのメッセージと比較します。


キーワード指定パターン定義ファイルの修正例として、サンプルファイルの内容を以下に示します。

; Set importance and keyword <改行>
; Importance 1:WARNING 2:IMPORTANT 3:VERY IMPORTANT <改行>
3:aiowait timed out 1 times <改行>
3:SVR4 Error <改行>
2:terminating instance due to error <改行>
1:Checkpoint not complete <改行>
3:All online logs needed archiving <改行>
2:corrupt <改行>
[EOF]


注意

キーワード指定パターンファイル修正時の注意事項

  • キーワード指定パターン定義ファイルの文字コードは、監視対象のサーバのコード系とします。

  • 行の最後には必ず改行を設定してください。

  • 先頭1バイト目がセミコロン(;)の行は、コメント行となります。

  • 行の途中からコメントを記入することはできません。

  • 指定可能なキーワード数は128です。

UNIX版】

  • キーワード指定パターン定義ファイルを修正する場合は、スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

【Windows版】

  • キーワード指定パターン定義ファイルを修正する場合は、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

【クラスタ運用時】

  • 監視対象のサーバをクラスタ環境で運用している場合、各ノードで行う必要があります。


修正されたパターン定義ファイルのキーワード指定監視の条件を有効とするためには、監視条件を適用する必要があります。

適用方法は、“7.1.4 キーワード指定監視の条件適用”を参照してください。


注意

  • 監視対象のサーバ内で監視対象となるOracleが複数ある(マルチインスタンス)場合、キーワード指定パターン定義ファイルに定義した内容が、すべてのOracleインスタンスのアラートログファイルの監視に適用されます(Oracleインスタンスごとにキーワード指定監視の条件設定を行うことはできません)。