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Interstage Data Effector リファレンス集
Interstage

5.6.26 Item

説明

仮想項目定義を設定します。

仮想項目定義は、新たな仮想項目名と、その仮想項目の値を求めるためのIF式、関数呼び出し、数値演算式、項目参照、またはリテラルからなります。

省略

指定可能な数

省略時の振る舞い

不可

1個以上

タグの属性

属性

省略

説明

VirtualItem

仮想項目名

不可

仮想項目名を定義します。

“_”(アンダースコア)から始まる仮想項目名は指定できません。

機能により以下の注意が必要です。

  • 連結機能の場合

    連結機能に定義する仮想項目名は、他の仮想項目名、およびK略称(JnlFileタグまたはMstFileタグ内のItemタグのID属性)と重複しない名前を指定してください。
    K略称と同じ名前の仮想項目名は指定できません。

  • 集計機能の場合

    集計機能で定義する仮想項目名は、互いに重複しない名前を指定してください。
    入力ファイルタイプがCSVの場合、入力データに仮想項目名と同じ名前の項目名が存在したとき、エラーになります。

  • ソート機能の場合

    ソート機能で定義する仮想項目名は、互いに重複しない名前を指定してください。
    入力ファイルタイプがCSVの場合、入力データに仮想項目名と同じ名前の項目名が存在したとき、エラーになります。

タグの値

仮想項目の値を求めるためのIF式、関数呼び出し、項目参照、またはリテラルを指定します。

図5.26 IF式

参考

IF式の詳細については、“3.8.2 IF式”を参照してください。

IF式の指定例
<OutCondition>
  :
  <LCondition>
    <Item VirtualItem="男性販売個数">
      IF $性別 == "男" THEN val($販売個数)
      ELSE EMPTY
      END IF
    </Item>
    <Item VirtualItem="女性販売個数">
      IF $性別 == "女" THEN val($販売個数)
      ELSE EMPTY
      END IF
    </Item>
  </LCondition>
関数呼び出し

関数呼出しは、項目参照やリテラルを引数に取り、関数の復帰値の型の値を返却します。

参考

関数呼び出しの詳細については、“3.8.6 関数呼出し”を参照してください。

数値演算式

数値演算式は、データの型ごとに異なります。
数値演算式における空の扱いについては、“3.5.2 数値演算式における空の扱い”を参照してください。

図5.27 数値演算式(数値型の場合)

参考

数値演算式の詳細については、“3.5 集計式”を参照してください。


項目参照

項目参照は、入力データの値、および変数の値を返却します。

参考

項目参照の詳細については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。


リテラル

リテラルは、値を直接記述したものです。

リテラルの指定例
<OutCondition>
  :
  <LCondition>
    <Item VirtualItem="文字1">"文字列1"</Item>
    <Item VirtualItem="文字2">"文字列2"</Item>
  </LCondition>

参考

リテラルの詳細については、“3.1.6 リテラル”を参照してください。

タグの親要素

親要素は、以下です。

タグの子要素

ありません。