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DP/Cライブラリ ソフトウェア開発キット V7.2 使用手引書L10

2.1.7 DPCACCEPT

【機能】

ホストアプリケーションから会話状態とメッセージデータを受信します。

ホスト拡張会話機能使用時には、ホストアプリケーションからの会話開始要求も受信します。

【書式】

unsigned int WINAPI XDpc_Accept (dpc_comm,dpc_acptlst,msg,apl_id)
   struct  dpc_comm      *dpc_comm      ;
   struct  dpc_acptlst   *dpc_acptlst   ;
   char                  *msg           ;
   unsigned short         apl_id        ;

◆構造体の説明◆

dpc_comm

会話関数の共通パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

struct    dpc_comm {
   long  conv_id        ;
   long  ret_code       ;
   long  d_code         ;
   char  reserve[16]    ;
   }

dpc_acptlst

DPCACCEPTの固有パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

struct    dpc_acptlst {
   long  reclen              ;
   long  sendmode            ;
   long  ctlmode             ;
   unsigned char conabt[4]   ;
   long  msglen              ;
   char  reserve[16]         ;
   }

【入力】

dpc_acptlst

DPCACCEPTの固有パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

long conv_id

DPCBEGINまたはDPCACCEPTで通知された会話の識別子を指定します。同一の会話内では、この識別子を使用してください。
ホストアプリケーションから会話開始要求を受け付ける場合は、NULLを指定してください。

long msglen

DPCACCEPTで受信するメッセージデータ領域の長さを指定します。

範囲:0~32767バイト

char reserve[16]

システム予約領域です。NULLを指定してください。

char *msg

DPCACCEPTで受信するメッセージデータの格納領域を指定します。32767バイトまでのメッセージデータを受信することが可能です。

unsigned short apl_id

DPCOPENで通知されたアプリケーションの識別子を指定します。

【関数返却値】

リターンコードと同じ値が返されます。

【出力】

long conv_id

ホストアプリケーションから会話開始要求を受け付けた場合に、会話識別子が通知されます。同一の会話内では、この識別子を使用してください。

long ret_code

リターンコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

long d_code

ローカルエラーコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

long reclen

DPCACCEPTで受信したメッセージデータの長さを通知します。最大32767バイトです。

long sendmode

ホストアプリケーションから送信権が委譲されたかどうかが通知されます。

  • 0x00000000-送信権が委譲された

  • 0x00000001-送信権が委譲されていない

long ctlmode

会話の状態が通知されます。

  • 0x00000000-会話継続

  • 0x00000001-会話開始

  • 0x00000002-会話終了

  • 0x00000003-会話継続(SYNC受信)

  • 0x00000005-会話継続(ERROR受信)

会話状態はDPCACCEPTが正常終了した時に有効です。

unsigned char conabt[4]

ホストアプリケーションから会話異常通知(ret_code= 0x00000081)があった場合に有効です。ホストアプリケーションが指定した会話ABORT理由コードが格納されます。