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DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書L10

4.3.3 DPCDBCNV

《説  明》

パソコンからホストに送信したファイルをホストのデータベースに変換、またはホストデータベースからパソコンで受信可能なファイルに変換するための情報をホストに通知します。

《書  式》

DPCDBCNV  FID=ファイル識別名
         [SPACE=(初期容量,二次容量)]
         [RECSIZE=レコード長]
         [VOL=ボリューム通し番号]
          SYSNAME=相手システム名
         [INFF=完了情報格納ファイル名]

◆パラメータの説明◆

FID=ファイル識別名

変換対象となるホストのファイル識別名を指定します。一時名のみ指定可能です。
最大8バイトです。

SPACE=(初期容量,二次容量)

ホストのファイルを新規に作成する場合にファイルの初期容量と二次容量をレコード数で指定します。
ホスト側の設定によっては、省略可能です。
初期容量と二次容量の指定範囲は、次のとおりです。
  初期容量:1~65535
  二次容量:0~65535

RECSIZE=レコード長

ホストのファイルを新規に作成する場合にファイルのレコード長を指定します。単位はバイト数です。
ホスト側の設定によっては、省略可能です。
指定範囲は次のとおりです。
  レコード長:1~32760
また、Lotus、CSV形式のファイルおよびSDF形式のファイルは、次のレコード長を指定してください。

ファイルの形式

レコード長(バイト)

Lotus、CSV形式

4096

SDF形式

各カラム長の総和+2

VOL=ボリューム通し番号

ホストのファイルを新規に作成する場合にファイルを作成するボリューム通し番号を指定します。最大6バイトです。
ホスト側の設定によっては、省略可能です。

注意

  • ファイル識別名、ボリューム通し番号に英小文字を使用したパラメータが指定された場合、内部で自動的に英大文字に変換されます。

  • SPACE、RECSIZE、VOLを省略する場合はすべて省略し、設定する場合はすべて設定してください。また、VOLを省略すると、SPACE、RECSIZEも省略されたものとしてホストと通信します。

ポイント

初期容量、二次容量、レコード長、ボリューム通し番号の設定値について

RDBII/SymfoWAREに格納する場合は省略可能です(AP/JOIN V11以降)。
RDBII/SymfoWAREから抽出する場合は、端末側からの設定がなければ、AP/JOIN内でそれぞれの引数を用意しています(AP/JOIN V12以降)。
最新版のAP/JOINでは、格納/抽出ともに省略可能です。

SYSNAME=相手システム名

コネクションを確立する際の相手システム名を指定します。最大8バイトです。

INFF=完了情報格納ファイル名

エラー情報をファイルに格納したい場合に、エラー情報を格納するファイル名を指定します。英数字のみ使用可能です。最大64バイトです。
このパラメータを省略した場合は、完了コードとエラーメッセージが画面に表示されます。完了情報格納ファイルの形式については、『4.4.1 完了情報格納ファイル詳細』を参照してください。

《実行例》

>DPCDBCNV FID=ABC SPACE=(1000,10) RECSIZE=4096
  VOL=RDB000 SYSNAME=SYSTEM01

***コマンド処理中***
  処理済レコード数  1000件

  RET=0000
  コマンド正常処理しました.