V13.3.0で変更された機能について説明します。
登録可能なプロジェクト数の上限値
ジョブスケジューラに登録できるプロジェクト数の上限が、256から1000に変更されました。
定義項目の設定可能文字数の拡張
以下の定義項目の設定可能な文字数が拡張されました。
項目 | V13.2.0以前 | V13.3.0 |
---|---|---|
ジョブネット名 | 8バイト | 50バイト |
ジョブネット名称 | 24バイト | 100バイト |
グループ名 | 8バイト | 50バイト |
グループ名称 | 24バイト | 100バイト |
ジョブのコマンド名 | 64バイト | 300バイト |
プロジェクト名 | 20バイト | 50バイト |
マスタプロジェクト名 (注) | 15バイト | 45バイト |
ユーザ名 | 20[Windows]/12[UNIX]バイト | 20バイト |
パスワード | 14[Windows]/16[UNIX]バイト | 50バイト |
注) スケジュール分散機能利用時のみ
ただし、旧バージョンのサーバと接続している場合、クライアントからの設定可能な文字数は、旧バージョンの制限値までとなります。
分散実行時のジョブの多重度
UNIX版において、分散実行時に各サーバで実行できるジョブの多重度が、99から999に変更されました。
詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“運用情報の定義”を参照してください。
ジョブネットの再利用
ジョブネットに関する以下のメニューの名称が、“複写”から“再利用”に変更されました。機能に変更はありません。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ファイル]メニューの[複写]
業務選択ツリーのジョブスケジューラ機能選択時に表示されるポップアップメニューの[複写]
[ジョブネット管理]ウィンドウの[ファイル]メニューの[複写]
[ジョブネット管理]ウィンドウのポップアップメニューの[複写]
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ([利用機能1]シート/[イベント出力]シート)
[スケジュールオプション]の設定は、[異常時の確認操作]の[確認操作を有効にする]をチェックし、 [詳細設定]ボタンをクリックして表示される[確認操作の詳細設定]ウィンドウでの設定に変更されました。
[利用機能1]シートの[確認操作を有効とする]のチェックがない状態からチェックありの状態に変更した場合には、初期値として、以下が指定されている状態になります。
ジョブネットの確認操作を有効とする
グループの確認操作を有効とする
強制終了を確認操作の対象とする
[ジョブネットの状態]および[デザイアドステート管理]の設定は、[イベント出力]シートの[異常通知をイベントログ/SYSLOGに出力する]をチェックし、 [詳細設定]ボタンをクリックして表示される[イベント出力の詳細設定]ウィンドウでの設定に変更されました。
[イベント出力]シートの[異常通知をイベントログ/SYSLOGに出力する]のチェックがない状態からチェックありの状態に変更した場合には、初期値として、以下が指定されている状態になります。
異常終了
スキップ
強制終了
実行中断
実行拒否
ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されない場合に通知を行う
ジョブの実行予測時間を過ぎても終了しない場合に通知を行う
ジョブネットの終了予定時刻を過ぎても終了しない場合に通知を行う
[終了監視]ダイアログボックス
[終了監視]ウィンドウの[通知手段]で“ポップアップ”を選択し、[詳細定義]ボタンをクリックした時に呼び出されるダイアログボックスが、[ポップアップの通知先定義一覧]ダイアログボックスに変更されました。V13.2.0以前のバージョンに接続した場合は、[ポップアップの通知先定義]ダイアログボックスが呼び出されます。
詳細については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“終了監視オプションを設定する”を参照してください。
イベント発生時のショートメールによる通知
イベント監視機能により、システム異常を知らせるメッセージの出力などのイベントが発生した場合に“システム管理者へショートメールの送信”を行うことができます。V13.2.0以前の製品の“ポケットベルによる通知”の代替機能となります。
クライアントのインストール
UNIX版のクライアントからUNIX版のクライアントへのアップグレードインストール、およびWindows版のクライアントからWindows版のクライアントへのアップグレードインストールに加えて、以下のアップグレードインストールができるようになりました。
UNIX版のクライアントから、Windows版のクライアントへのアップグレードインストール
Windows版のクライアントから、UNIX版のクライアントへのアップグレードインストール
ジョブの標準出力名および標準エラー出力名
ジョブの標準出力名および標準エラー出力名が変更されました。
詳細については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“ジョブの標準出力および標準エラー出力”を参照してください。