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Interstage Job Workload Server V9.3.0 バッチ開発ガイド
Interstage

A.4.3 バッチアプリケーション定義画面

ジョブステップ定義のバッチアプリケーション定義を設定する方法について、以下に示します。

バッチアプリケーションの設定

バッチアプリケーション定義は、ジョブステップとして実行するバッチアプリケーションの種別、パラメタ、環境変数を設定します。ジョブステップ定義ダイアログの[バッチアプリケーション定義]タブをクリックすると、バッチアプリケーション定義画面が表示されます。
バッチアプリケーション定義画面はバッチアプリケーションの種別により、以下の画面があります。


COBOL用の画面

バッチアプリケーション定義画面の[バッチアプリケーションの種別]から[COBOL]ボタンを選択すると、COBOL用の[バッチアプリケーション定義]画面に切り替わります。以下に画面イメージと各部品の説明を示します。

[サーバアプリケーション名]

バッチ実行基盤から呼び出すプログラム名(または関数名)に対応した任意の名前を設定します。この名前を“バッチアプリケーション名”と呼びます。
実際に呼び出すバッチアプリケーションのライブラリ名、プログラム名(または関数名)は、バッチアプリケーションの配備時に“アプリケーション情報入力ファイル”に設定します。

[パラメタ]一覧

COBOLのプログラムへ渡すパラメタを設定します。
パラメタの設定は、パラメタの設定ダイアログから行います。

  1. [パラメタ]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[パラメタ]一覧に表示されているパラメタを選択して[更新]ボタンをクリックすると、パラメタの設定ダイアログを表示します。

    1. パラメタのデータ型を選択します。データ型によりデータ長およびパラメタ値に設定する値は以下のようになります。

      データ型

      データ長

      パラメタ値

      PIC S9(n) : 外部10進項目(符号付き)

      1~18

      数値

      PIC 9(n) : 外部10進項目(符号無し)

      1~18

      数値

      PIC X(n) : 英数字項目

      1~1,024

      英数字

    2. [データ長]にパラメタのデータ長を設定します。

    3. [パラメタ値]にパラメタの値を設定します。

    4. [OK]ボタンをクリックすると、[パラメタ]一覧に設定したパラメタが反映されます。

  2. [パラメタ]一覧のパラメタ([データ型]、[データ長]、または[パラメタ])を選択して、[上へ]ボタンをクリックすると、選択したパラメタの順番が上に移動されます。[下へ]ボタンをクリックすると、下へ移動されます。
    また、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択したパラメタは削除されます。


バッチジョブ定義エディタでは、[パラメタ値]に設定したパラメタの長さと[データ長]に設定した値の比較を行いません。バッチアプリケーションの実行時に“入力パラメタのデータ変換規則”に従って、パラメタを変換します。
パラメタの設定を行った後に、バッチアプリケーションの種別を変更した場合、パラメタの設定内容は削除されます。

[環境変数]一覧

COBOLのプログラムが使用する環境変数を設定します。環境変数の設定は、環境変数の設定ダイアログから行います。

  1. [環境変数]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[環境変数]一覧に表示されている環境変数を選択して[更新]ボタンをクリックすると、環境変数の設定ダイアログが表示されます。環境変数の設定ダイアログについては“環境変数の設定ダイアログ”を参照してください。

  2. [環境変数]一覧の環境変数を選択して、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択した環境変数が削除されます。

[環境変数]一覧のタイトル部([変数]または[値])をクリックすることで、指定した列を基準に一覧がソートされます。


環境変数を設定してから、[バッチアプリケーションの種別]を[資源の獲得・回収のみ]に切り替える場合、設定した環境変数は削除されます。

C言語用の画面

バッチアプリケーション定義画面の[バッチアプリケーションの種別]から[C言語]ボタンを選択すると、C言語用の[バッチアプリケーション定義]画面に切り替わります。以下に画面イメージと各部品の説明を示します。

[サーバアプリケーション名]

バッチ実行基盤から呼び出すプログラム名(または関数名)に対応した任意の名前を設定します。この名前を“バッチアプリケーション名”と呼びます。
実際に呼び出すバッチアプリケーションのライブラリ名、プログラム名(または関数名)は、バッチアプリケーションの配備時に“アプリケーション情報入力ファイル”に設定します。

[パラメタ]一覧

C言語のプログラムへ渡すパラメタを設定します。
パラメタの設定は、パラメタの設定ダイアログから行います。

  1. [パラメタ]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[パラメタ]一覧に表示されているパラメタを選択して[更新]ボタンをクリックすると、パラメタの設定ダイアログを表示します。

    1. パラメタのデータ型を選択します。データ型によりデータ長およびパラメタ値に設定する値は以下のようになります。

      データ型

      データ長

      パラメタ値

      short : 数値型(2バイト)項目

      2(固定)

      数値

      int : 数値型(4バイト)項目

      4(固定)

      数値

      long long : 数値型(8バイト)項目

      8(固定)

      数値

      char : 英数字項目

      1~1,024

      英数字

    2. [データ長]にパラメタのデータ長を設定します。

    3. [パラメタ値]にパラメタの値を設定します。

    4. [OK]ボタンをクリックすると、[パラメタ]一覧に設定したパラメタが反映されます。

  2. [パラメタ]一覧のパラメタ([データ型]、[データ長]、または[パラメタ])を選択して、[上へ]ボタンをクリックすると、選択したパラメタの順番が上に移動されます。[下へ]ボタンをクリックすると、下へ移動されます。
    また、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択したパラメタは削除されます。


バッチジョブ定義エディタでは、[パラメタ値]に設定したパラメタの長さと[データ長]に設定した値の比較を行いません。バッチアプリケーションの実行時に“入力パラメタのデータ変換規則”に従って、パラメタを変換します。
パラメタの設定を行った後に、バッチアプリケーションの種別を変更した場合、パラメタの設定内容は削除されます。

[環境変数]一覧

C言語のプログラムが使用する環境変数を設定します。環境変数の設定は、環境変数の設定ダイアログから行います。

  1. [環境変数]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[環境変数]一覧に表示されている環境変数を選択して[更新]ボタンをクリックすると、環境変数の設定ダイアログが表示されます。環境変数の設定ダイアログについては“環境変数の設定ダイアログ”を参照してください。

  2. [環境変数]一覧の環境変数を選択して、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択した環境変数が削除されます。

[環境変数]一覧のタイトル部([変数]または[値])をクリックすることで、指定した列を基準に一覧がソートされます。


環境変数を設定してから、[バッチアプリケーションの種別]を[資源の獲得・回収のみ]に切り替える場合、設定した環境変数は削除されます。

ユーティリティ用の画面

バッチアプリケーション定義画面の[バッチアプリケーションの種別]から[ユーティリティ]ボタンを選択すると、ユーティリティ用の[バッチアプリケーション定義]画面に切り替わります。以下に画面イメージと各部品の説明を示します。

[実行ファイル名]

ユーティリティとして実行できるファイル名を設定します。


[実行ファイル名]で指定するファイルのパスは、バッチワークユニットのPATH環境変数で指定する必要があります。実行するときに、[実行ファイル名]で指定するファイルのパスを、PATH環境変数で指定していない場合はエラーとなります。また、相対パスでの指定はできません。

[パラメタ] 一覧

ユーティリティへ渡すパラメタを設定します。パラメタの設定は、パラメタの設定ダイアログから行います。

  1. [パラメタ]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[パラメタ]一覧に表示されているパラメタを選択して[更新]ボタンをクリックすると、パラメタの設定ダイアログが表示されます。

  2. [パラメタ値]にパラメタの値を指定します。

  3. [OK]ボタンをクリックすると、[パラメタ]一覧に設定したパラメタが反映されます。

  4. [パラメタ]一覧のパラメタを選択して、[上へ]ボタンをクリックすると、選択したパラメタの順番が上に移動されます。[下へ]ボタンをクリックすると、下へ移動されます。
    また、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択したパラメタは削除されます。

  • パラメタに資源名を設定する場合、ステップ定義に定義されている資源名を“$[”と“]”で括って指定してください。ステップ定義に定義されていない資源名を指定した場合、警告メッセージを出力しますので、入力内容が正しいことを確認してください。警告メッセージを無視して、ステップ定義に定義されていない資源名を指定した場合、定義した文字列がそのままアプリケーションのパラメタになります。

  • パラメタの設定を行った後に、バッチアプリケーションの種別を変更した場合、パラメタの設定内容は削除されます。

[環境変数] 一覧

ユーティリティが使用する環境変数を設定します。環境変数の設定は、環境変数の設定ダイアログから行います。

  1. [環境変数]一覧の[追加]ボタンをクリック、または[環境変数]一覧に表示されている環境変数を選択して[更新]ボタンをクリックすると、環境変数の設定ダイアログが表示されます。環境変数の設定ダイアログについては“A.3.2 環境変数定義画面”を参照してください。

  2. [環境変数]一覧の環境変数を選択して、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択した環境変数が削除されます。

[環境変数]一覧のタイトル部([変数]または[値])をクリックすることで、指定した列を基準に一覧がソートされます。


環境変数を設定してから、[バッチアプリケーションの種別]を[資源の獲得・回収のみ]に切り替える場合、設定した環境変数は削除されます。

[標準出力先ファイル名]

ユーティリティの標準出力を出力するファイル名を資源名で設定します。設定しなかった場合は、ジョブログに出力します。

[標準エラー出力先ファイル名]

ユーティリティの標準エラー出力を出力するファイル名を資源名で設定します。設定しなかった場合は、ジョブログに出力します。

  • 標準出力先ファイル名と標準エラー出力先ファイル名に同じ資源名を設定した場合、同じファイルに標準出力と標準エラー出力が出力されます。この場合、標準出力/標準エラー出力の区別はされずに出力されます。

  • 標準出力/標準エラー出力の出力先ファイルに設定するファイルは、資源定義の[資源の作成・使用方法]に、[既存のファイルを参照する]を設定しないでください。


資源の獲得・回収のみの画面

バッチアプリケーション定義画面の[バッチアプリケーションの種別]から[資源の獲得・回収のみ]ボタンを選択すると、資源の獲得・回収のみ用の[バッチアプリケーション定義]画面に切り替わります。以下に画面イメージを示します。

資源の獲得・回収のみの画面は、設定が必要な情報はありません。当該ジョブステップでバッチアプリケーションを呼び出さずに資源定義での処理のみを行う場合に使用します。


[資源の獲得・回収のみ]ボタンを選択した場合、[マルチジョブ]タブの設定は無効となります。