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Interstage Job Workload Server V9.3.0 バッチ開発ガイド
Interstage

A.4.2 実行条件定義画面

ジョブステップ定義の実行条件定義を設定する方法について、以下に示します。

実行条件の設定

ジョブステップ定義の実行条件定義ではジョブステップを実行するための条件を設定します。
実行条件に一致しない場合、ジョブステップは実行されません。
ジョブステップ定義ダイアログの[実行条件定義]タブをクリックすると、実行条件定義画面が表示されます。以下に画面イメージと各部品の説明を示します。

[実行条件]

ジョブステップの実行条件を設定します。実行条件に一致した場合は、ジョブステップは実行されます。
ただし、実行条件に一致した場合でも、迂回条件に一致した場合はジョブステップは実行されません。

先行ジョブステップが存在しない場合には、実行条件は選択できません。


  • カスケードジョブステップの場合、実行条件は指定できません。

[迂回条件]一覧

迂回条件として、先行ステップ名と条件式を設定します。迂回条件に一致した場合、ジョブステップは実行されません。

[追加]ボタン

[追加]ボタンをクリックすると、迂回条件の設定ダイアログが表示されるので、迂回条件を設定します。
先行ジョブステップが存在しない場合には、迂回条件は追加できません。

迂回条件の設定ダイアログ

迂回条件の設定ダイアログの設定手順を以下に示します。

  1. [先行ステップ名]から迂回条件の対象となる先行ステップを設定します。選択できる項目は以下のとおりです。
    ・ジョブ定義内に登録されている先行ジョブステップ
    ・ジョブ定義内に登録されている先行プロシジャ呼出しステップ
    ・“直前終了コード”(直前に実行されたジョブステップ名を指定したことに相当します。)
    ・“全終了コード”(すべての先行ジョブステップ名を指定したことに相当します。)

  2. [先行プロシジャ内のジョブステップ名]に、[先行ステップ名]で設定した先行するプロシジャ呼出しステップから呼び出すプロシジャ内のジョブステップ名を設定します。[先行ステップ名]からプロシジャ呼出しステップを設定した場合だけ入力できます。

  3. [比較パターン]から迂回条件で使用する条件を設定します。比較パターンは以下の項目から設定します。

    比較パターン

    比較値1 = 終了コード

    比較値1 <= 終了コード

    比較値1 <= 終了コード <= 比較値2

    比較値1 < 終了コード

    比較値1 < 終了コード < 比較値2

    比較値1 >= 終了コード

    比較値1 > 終了コード

    比較値1 != 終了コード

  4. [比較値1] に[比較パターン]で設定した比較パターンの比較値1を設定します。

  5. [比較値2]に[比較パターン]で設定した比較パターンの比較値2を設定します。
    [比較値2]は[比較パターン]から[比較値1 <= 終了コード <= 比較値2]、または[比較値1 < 終了コード < 比較値2]のいずれかを選択した場合だけ設定できます。

  6. [OK]ボタンをクリックすると設定した迂回条件が実行条件定義画面の[迂回条件]一覧の最下位に追加されます。

  • 比較パターンに[比較値1 != 終了コード]を設定した迂回条件は、同じ先行ステップを指定した他の迂回条件と混在できません。すでに他の比較パターンの迂回条件を設定している状態で[比較値1 != 終了コード]の迂回条件を追加しようとした場合、または[比較値1 != 終了コード]である迂回条件を設定している状態で、それ以外の比較パターンの迂回条件を追加しようとした場合はエラーとなります。

  • 迂回条件は重複して設定できません。設定した場合はエラーとなります。

  • [比較値1]と[比較値2]を設定する場合は、比較パターンが式として成立する値を設定してください。
    比較パターンが式として成立しない値を設定した場合は、設定したときにエラーとなります。比較パターンが式として成立しない指定例を、以下に示します。

    2(比較値1) < 終了コード < 0(比較値2)



  • カスケードジョブステップの場合、迂回条件は指定できません。

  • 先行ステップにカスケードジョブステップが含まれる場合、[直前終了コード]は指定できません。指定した場合エラーとなります。

  • 先行ステップにカスケードジョブステップが含まれる場合、[全終了コード]は指定できません。指定した場合エラーとなります。

[更新]ボタン

[迂回条件]一覧から特定の行を選択し、[更新]ボタンをクリックすると、迂回条件の設定ダイアログが表示されるので、迂回条件を更新します。更新した迂回条件は、[迂回条件]一覧から選択した行に反映されます。

[削除]ボタン

[迂回条件]一覧から迂回条件を選択して、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択した迂回条件が削除されます。