サーバパッケージの新規インストール手順について説明します。
“Interstage Job Workload Server メディアパック V9.3.0 サーバパッケージ”のCD-ROM媒体をコンピュータのCD-ROM装置にセットし、表示される以下の画面で[サーバパッケージインストール]を選択してください。
CD-ROM媒体が自動実行されない場合や、誤って[終了]を押してしまった場合は、エクスプローラから、[CD-ROMドライブ]:\autorun.exeを実行してください。
本製品で使用する予定のポート番号がすでに使用されている場合、警告メッセージが表示されます。
[インストールの確認]画面で、[変更する]を選択してポート番号を変更してください。
[インストールの確認]画面で、インストール内容を確認してください。
表示された内容でインストールする場合、[変更しない]を選択したまま、[次へ]をクリックしてください。インストールが開始されます。
表示された内容を変更したい場合、[変更する]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[インストール機能の選択]画面で、インストールするバッチ実行基盤を選択し、[次へ]をクリックしてください。
バッチ実行基盤は必ずインストールする必要があります。[COBOL/C]、[Java]のどちらか、または両方を選択してインストールしてください。
[インストール先の選択]画面で、Interstage Job Workload Serverのインストール先を設定します。
変更する場合は[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
・半角英数字
・半角スペース
・「-」
・「_」
これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、“3.4 インストール時のトラブル対処”の“サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。
一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server(R) 2003上でインストールする場合、[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックし、表示された[ディレクトリの選択]画面で以下の操作を行うと、[ディレクトリの選択]画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。
不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力を促すダイアログで[OK]をクリックする
[キャンセル]をクリックし、再度[インストール先の選択]画面から素早く[参照]をクリックする
[ディレクトリの選択]画面から別の画面をアクティブな状態にする
上記の場合、[キャンセル]をクリックして[ディレクトリの選択]画面を終了させ、再度[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックして、[ディレクトリの選択]画面で正しいフォルダを入力してください。
ファイルの世代管理機能を使用する場合、世代ファイル名の長さは“255-(インストールディレクトリ名の長さ+60)”以下になるように設定する必要があります。世代ファイル名の長さを考慮してインストールディレクトリを決定してください。
インストールフォルダの属性は以下のとおりにしてください。エクスプローラでフォルダを選択し、プロパティ画面を表示して確認・設定します。
以下の属性をチェックしてください。
・検索を速くするため、このフォルダにインデックスを付ける
以下の属性のチェックを外してください。
・内容を圧縮してディスク領域を節約する
・内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する
[インストール機能の選択]画面で、インストールするJDKを選択します。
JDK 6、またはJDK 1.4を追加で使用する場合、[6]、または[1.4]をチェックし、[次へ]をクリックしてください。
なお、JDK 5.0は必ずインストールされます。
[インストール先の選択]画面で、JDKのインストール先のフォルダを設定します。
変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
新規にInterstage Job Workload Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
インストールするJDKのバージョンごとに設定します。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
“3.5.1 JDK”を参照してください。
[運用形態の選択]画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。
Interstage管理コンソールの通信に[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
[ポート番号の設定]画面で、Interstage管理コンソール、Webサーバ(Interstage HTTP Server)、およびCORBAサービスが使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。
ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は、1~65535の範囲の半角数字です。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
Interstage管理コンソール | 12000 |
Webサーバ(Interstage HTTP Server) | 80 |
CORBAサービス | 8002 |
選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の[ポート番号の再設定]画面が表示されます。
ポート番号を変更する場合は、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。
ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックしてください。その場合、本製品の運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重複しないようにする必要があります。
[メッセージマニュアルのインストール選択]画面で、メッセージマニュアルのインストールの有無を選択します。
Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを使用する場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するように変更する場合は、以下の作業を実施してください。なお、以下では「C:\Interstage」にインストールした場合を例に説明します。
「C:\Interstage\gui\msgman」フォルダを作成してください。
インストールCD-ROM内の「\msgman」配下に存在する「ismsg.zip」を、「C:\Interstage\gui\msgman」配下に複写してください。
コンピュータを再起動してください。
[インストールの確認]画面で、設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
インストールを実行することで、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理が実行されます。
インストール中に[キャンセル]をクリックして中断した場合、インストールフォルダが残る場合があります。必要に応じて削除してください。
インストール中は以下の[セットアップステータス]画面が出力されます。
インストール中は必ずイベントビューアなどのアプリケーションを停止してください。イベントビューアなどのアプリケーションが起動している場合、インストール資源が置き換わらず、誤動作する可能性があります。
セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[キャンセル]をクリックしないでください。
実施した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。“3.4 インストール時のトラブル対処”の“セットアップステータスでハングアップした場合”、または“インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。
インストール完了後、[完了]をクリックして終了してください。[完了]をクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。
インストール完了後、“3.3 インストール後の作業”を行ってください。
なお、インストール時にトラブルが発生した場合は、“3.4 インストール時のトラブル対処”を参照して対処してください。
インストール後に再起動が必要な場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]、または[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]をクリックしてください。
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]を選択した場合、環境作成を行う前にコンピュータの再起動が必要です。
[完了]をクリック後、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるまでの間に、コンピュータの操作を行った場合に発生する現象と対処方法を以下に記します。
コンピュータの再起動
再起動が行われない場合や、再起動までに時間がかかる場合があります。
再起動が行われない場合には、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、再起動の操作を行います。
アンインストール
インストール画面が表示される場合があります。
インストール画面が表示された場合には、[キャンセル]をクリックし、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、アンインストール操作を行います。
インストール資産が残る場合があります。
インストールフォルダ配下に残っている不要なフォルダやファイルを削除します。