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Interstage Job Workload Server V9.3.0 インストールガイド -Windows(R)-
Interstage

3.2.1 新規インストール手順

サーバパッケージの新規インストール手順について説明します。

“Interstage Job Workload Server メディアパック V9.3.0 サーバパッケージ”のCD-ROM媒体をコンピュータのCD-ROM装置にセットし、表示される以下の画面で[サーバパッケージインストール]を選択してください。

CD-ROM媒体が自動実行されない場合や、誤って[終了]を押してしまった場合は、エクスプローラから、[CD-ROMドライブ]:\autorun.exeを実行してください。


本製品で使用する予定のポート番号がすでに使用されている場合、警告メッセージが表示されます。
[インストールの確認]画面で、[変更する]を選択してポート番号を変更してください。

  1. [インストールの確認]画面で、インストール内容を確認してください。
    表示された内容でインストールする場合、[変更しない]を選択したまま、[次へ]をクリックしてください。インストールが開始されます。
    表示された内容を変更したい場合、[変更する]を選択し、[次へ]をクリックしてください。

  2. [インストール機能の選択]画面で、インストールするバッチ実行基盤を選択し、[次へ]をクリックしてください。

    バッチ実行基盤は必ずインストールする必要があります。[COBOL/C]、[Java]のどちらか、または両方を選択してインストールしてください。

  3. [インストール先の選択]画面で、Interstage Job Workload Serverのインストール先を設定します。
    変更する場合は[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。

    インストールフォルダに関する注意事項
    • インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
      ・半角英数字
      ・半角スペース
      ・「-」
      ・「_」
      これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、“3.4 インストール時のトラブル対処”の“サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。

    • 一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。

    • Windows Server(R) 2003上でインストールする場合、[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックし、表示された[ディレクトリの選択]画面で以下の操作を行うと、[ディレクトリの選択]画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。

      • 不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力を促すダイアログで[OK]をクリックする

      • [キャンセル]をクリックし、再度[インストール先の選択]画面から素早く[参照]をクリックする

      • [ディレクトリの選択]画面から別の画面をアクティブな状態にする

      上記の場合、[キャンセル]をクリックして[ディレクトリの選択]画面を終了させ、再度[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックして、[ディレクトリの選択]画面で正しいフォルダを入力してください。

    • ファイルの世代管理機能を使用する場合、世代ファイル名の長さは“255-(インストールディレクトリ名の長さ+60)”以下になるように設定する必要があります。世代ファイル名の長さを考慮してインストールディレクトリを決定してください。

    • インストールフォルダの属性は以下のとおりにしてください。エクスプローラでフォルダを選択し、プロパティ画面を表示して確認・設定します。
      以下の属性をチェックしてください。
      ・検索を速くするため、このフォルダにインデックスを付ける
      以下の属性のチェックを外してください。
      ・内容を圧縮してディスク領域を節約する
      ・内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する

  4. [インストール機能の選択]画面で、インストールするJDKを選択します。
    JDK 6、またはJDK 1.4を追加で使用する場合、[6]、または[1.4]をチェックし、[次へ]をクリックしてください。
    なお、JDK 5.0は必ずインストールされます。

  5. [インストール先の選択]画面で、JDKのインストール先のフォルダを設定します。
    変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。

    新規にInterstage Job Workload Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。

  6. [運用形態の選択]画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。
    Interstage管理コンソールの通信に[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。

    [SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。

  7. [ポート番号の設定]画面で、Interstage管理コンソール、Webサーバ(Interstage HTTP Server)、およびCORBAサービスが使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。
    ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。

    それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は、1~65535の範囲の半角数字です。

    機能

    ポート番号の初期値

    Interstage管理コンソール

    12000

    Webサーバ(Interstage HTTP Server)

    80

    CORBAサービス

    8002

    選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の[ポート番号の再設定]画面が表示されます。

    • ポート番号を変更する場合は、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。

    • ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックしてください。その場合、本製品の運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重複しないようにする必要があります。

  8. [メッセージマニュアルのインストール選択]画面で、メッセージマニュアルのインストールの有無を選択します。
    Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを使用する場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。

    [メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するように変更する場合は、以下の作業を実施してください。なお、以下では「C:\Interstage」にインストールした場合を例に説明します。

    1. 「C:\Interstage\gui\msgman」フォルダを作成してください。

    2. インストールCD-ROM内の「\msgman」配下に存在する「ismsg.zip」を、「C:\Interstage\gui\msgman」配下に複写してください。

    3. コンピュータを再起動してください。

  9. [インストールの確認]画面で、設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
    インストールを実行することで、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理が実行されます。

    インストール中に[キャンセル]をクリックして中断した場合、インストールフォルダが残る場合があります。必要に応じて削除してください。

      

  10. インストール中は以下の[セットアップステータス]画面が出力されます。

    • インストール中は必ずイベントビューアなどのアプリケーションを停止してください。イベントビューアなどのアプリケーションが起動している場合、インストール資源が置き換わらず、誤動作する可能性があります。

    • セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[キャンセル]をクリックしないでください。
      実施した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。“3.4 インストール時のトラブル対処”の“セットアップステータスでハングアップした場合”、または“インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。

      

  11. インストール完了後、[完了]をクリックして終了してください。[完了]をクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。

    インストール完了後、“3.3 インストール後の作業”を行ってください。
    なお、インストール時にトラブルが発生した場合は、“3.4 インストール時のトラブル対処”を参照して対処してください。