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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書
Systemwalker

7.3 運用管理クライアントでの作業

運用管理クライアントのアップグレードの手順を、以下に示します。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。


■手順

以下の順にそって実施してください。

【Windows版】

運用管理クライアントのアップグレードインストール
  1. 初回インストールと同様に「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」に従って運用管理クライアントのインストールを開始します。

  2. アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストールが行われます。

  3. 「IISがインストールされています。IISにエイリアス”SSQC”を設定しますか。」の問い合わせがありますので、「いいえ」を選択してください。それにより、前回の仮想ディレクトリの設定が引き継がれます。

通信環境のセットアップ

運用管理クライアントの通信環境として、Microsoft(R) Internet Information Services 6もしくはMicrosoft(R) Internet Information Services 7を使用していた場合は次のコマンドを実行してください。

Microsoft(R) Internet Information Services 6の場合

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\binへ移動後、コマンドを実行してください。

<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc.bat


Microsoft(R) Internet Information Services 7の場合

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

なお、Windows Vista(R)、およびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008、Windows(R) 7で実行する場合は、管理者権限で実行する必要があります。[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]メニューを右クリックし、[管理者として実行]を選択してコマンドプロンプトを起動してください。そこで以下に説明するコマンドを実行してください。

既に運用管理クライアントのCGIがMicrosoft(R) Internet Infomation ServiceにCGI拡張として登録されている場合、以下のようなエラーメッセージが出力される場合があります。

"* appcmd.exe C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\Rep_mk_history.cgi Failed."
   ERROR ( message:新しい add オブジェクトに必要な属性が不足しています。一意のキー属性 'path' が 'C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\rmmperform.cgi'に設定されている種類 'add' の重複コレクション エントリを追加できません。 )

<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc_iis7.bat


ポイント

V11、V12からアップグレードする場合

  1. 運用管理クライアントのアップグレードコマンドの実行

    本コマンドは、Managerのインストールおよび起動が完了している状態で実行してください。

    C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcv13shift.exe


    【実行例】

    C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcv13shift.exe

    Sqcv13shift succeeded.


  2. AgentおよびProxy Managerの構成情報の再取得

    AgentおよびProxy Managerの構成情報を再取得します。

    使用手引書(コンソール編)「1.2.2 管理構成定義(ConfigurationSettings)」を参照してください。

注意

V11、V12で、定期レポート運用を行なっていた場合は、スケジューラへの登録内容を変更する必要があります。

本バージョンでは、定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドに、省略できない新規オプション(-c console_define) が追加されていますので、V11、V12からのアップグレードの場合は本オプションを追加してください。

詳細は、リファレンスマニュアル「1.6 定期レポート運用コマンド」を参照してください。