ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書
Systemwalker

7.2 Agent/Proxy Managerでの作業

Agent/Proxy Managerのアップグレードの手順を、以下に示します。

注意

V11.0、V12.0のAgent for Web ServerとAgent for DB Serverをアップグレードする際は、Agent for Businessを使用してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。


■手順

以下の順にそって実施してください。

【Windows版】

  1. Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール

    初回インストールと同様に「3.1.3 Agentのインストール/3.1.2 Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/Proxy Managerのインストールを開始します。

    「このシステムには、既に本製品の旧バージョンがインストールされています。アップグレードしますか?」の問い合わせがありますので、「はい」を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせがあった場合は、保持期間の指定を行ってください。

    アップグレードインストール前の環境でIISの設定がされていた場合は、「IISがインストールされています。IISにエイリアス”SQC”を設定しますか。」の問い合わせがありますので、「いいえ」を選択してください。それにより、前回の仮想ディレクトリの設定が引継がれます。

    なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

    • サービスの停止

    • 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール

    • 上書き対象外の定義ファイルのバックアップ


  2. 上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

    上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control配下および<インストールディレクトリ>\SystemwalkerSQC\bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。

    注意

    バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。

  3. Agent/Proxy Managerセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。


  4. Agent/Proxy Managerのサービスの起動と確認

    A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。


【UNIX版】

  1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ

    /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップしておきます。


  2. Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール

    初回インストールと同様に「3.1.3 Agentのインストール/3.1.2 Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/Proxy Managerのインストールを開始します。

    アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせがあった場合は、保持期間の指定を行ってください。

    なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

    • デーモンの停止

    • その他定義ファイル(/etc/opt/FJSVssqc/配下)の退避

    • 旧バージョンパッケージのアンインストール

    • 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだインストール。

    • 退避してあったその他定義ファイルの書き戻し


  3. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルの書き戻し

    「1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ」でバックアップしておいた/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルを、元のパスに書き戻します。


  4. 書き戻し対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

    自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc配下および/opt/FJSVssqc/bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。

    注意

    バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。


  5. Agent/Proxy Managerセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。


  6. Agent/Proxy Managerのデーモンの起動と確認

    A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。