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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書
Systemwalker

第4章 Pull型通信設定

本製品の通信形態は、通常は、AgentまたはProxy ManagerからManagerに対してPushする形の通信です。ただし、インターネット環境で、DMZ内のサーバを管理対象にしたいなど、通信方法が制限される場合には、Push型の通信では都合が悪い場合があります。そのような場合に、Pull型の通信形態で構成します。

Pull型の通信では、ManagerがAgentまたはProxy Managerに対して問い合わせを行い、その結果を引っ張りあげる形になります。この時、通信プロトコルには、HTTPが用いられます。したがって、この場合、AgentまたはProxy ManagerにはHTTP通信環境が必要になります。

通信方法は、インストール時の問い合わせ結果に応じて、設定されています。Push型通信の場合、特に定義は必要ありませんが、Pull型を選択した場合、本章で説明するセットアップが必要です。

ポイント

  • Push通信かPull通信の選択は、AgentおよびProxy Managerのインストール時に行います。
    運用途中にPush/Pullを切り替えることもできます。

  • Push通信の場合は、AgentまたはProxy Manager側が自律的にデータを送信しますので、特に定義作業は不要です。Pull通信の場合は、Manager上で、Pull通信の対象となる、Agent、Proxy Managerを定義する必要があります。

  • なお、同一のAgentまたはProxy Managerにおいて、通常のPush通信と、本章で説明するPull通信の併用はできません。

Pull型通信での構成モデルに基づいて導入する方法については、以下を参照してください。