userApplication Configuration Wizard を使用して、NetWorker リソースの作成を行います。
スタンバイ運用
NetWorker リソース作成の全体の流れは以下のようになります。
1 | userApplication のみの削除 |
2 | Resource の作成 (NetWorker リソース) |
3 | userApplication の作成 |
本節では、”2. Resource の作成” の設定例を示します。
参照
1. および 3. については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 の 「8.1.1 クラスタアプリケーションの構成変更」 を参照して行ってください。
スケーラブル運用(クライアントクラスタ運用のみ)
“2.3 userApplication の作成” で作成した userApplication に、NetWorker リソースと、NetWorker リソースを含む userApplication を追加します。
NetWorker リソース作成の全体の流れは以下のようになります。
1 | Resource の作成 (NetWorker リソース) |
2 | userApplication の作成 |
userApplication を削除する必要はありません。
本節では、”1. Resource の作成” の設定例を示します。
参照
2. については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 の 「第6章 クラスタアプリケーションの構築」 を参照して行ってください。
「userApplicationやResourceの削除」を選択して、userApplication のみを削除してください。
以下に NetWorker サーバクラスタ運用の環境設定の例を示します。
「Resourceの作成」を選択します。
Resourceタイプで、「Nwsv」を選択します。
Nwsv の設定画面より、各設定を行います。
設定項目 | 説明 | |
---|---|---|
スクリプトタイムアウト | default_value[:[offline_value][:online_value]] | |
監視間隔 | デフォルト 10 ( 5 - 60 ) | |
ログサイズ | デフォルト 512 ( 10 - 4096 ) | |
共用 NetWorker ディレクトリ | 共用ディスク上の NetWorker ディレクトリのパスを指定します。 | |
ローカル NetWorker ディレクトリ | ローカルディスク上の NetWorker ディレクトリのパスを指定します。 | |
論理ノード名 | "2.5 論理ノード名の定義" で定義した論理ノード名が表示されます。 | |
フラグ設定値(Flags) | NullDetector(D) | リソース監視を行わないかどうかを設定するフラグです。有効にするとリソース監視を行わなくなります。この場合、待機ノードでは Standby 処理が実行されず、リソースが Offline 状態となります。したがって、待機ノードでは NetWorker クライアントが起動されません。 |
WarningOnly(W) | リソース異常が発生してもフェイルオーバしないかどうかを設定するフラグです。有効にすると、Online状態のリソースで異常が発生した場合はWarning状態に、Standby状態のリソースで異常が発生した場合はFaulted状態になり、いずれの場合もフェイルオーバは発生しません。 | |
AutoRecover(A) | 有効にすると、リソース異常が発生したとき、フェイルオーバする前にリソースの再起動を試みます。 | |
デバイス名 | 使用するテープ装置のデバイスパス名を指定します。 デバイス名が指定された場合、NetWorker起動直前に、指定されたデバイスに対し、SCSIリセットを発行します。 SCSIマルチイニシエート接続でテープ装置を共用する場合、デバイス名は必須です。 テープ装置が複数存在する場合、:(コロン)で区切って複数指定します。 | |
PreOnlineScript | オンライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOnlineScript | オンライン処理の後に実行されるスクリプト | |
PreOfflineScript | オフライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOfflineScript | オフライン処理の後に実行されるスクリプト | |
FaultScript | Fault 発生時に実行されるスクリプト |
参照
PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript に関しては、”2.9.2 NetWorker 起動・停止時のスクリプト設定” を参照してください。
フラグ設定値に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。
注意
NullDetector を有効にすると、WarningOnly と AutoRecover 属性は自動的に無効になります。
フラグ設定値に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。
「保存して登録」を選択して、設定を保存します。
以下に NetWorker ストレージノードクラスタ運用の環境設定の例を示します。
「Resourceの作成」を選択します。
Resourceタイプで、「Nwst」を選択します。
Nwst の設定画面より、各設定を行います。
設定項目 | 説明 | |
---|---|---|
スクリプトタイムアウト | default_value[:[offline_value][:online_value]] | |
監視間隔 | デフォルト 10 ( 5 - 60 ) | |
ログサイズ | デフォルト 512 ( 10 - 4096 ) | |
フラグ設定値(Flags) | NullDetector(D) | リソース監視を行わないかどうかを設定するフラグです。有効にするとリソース監視を行わなくなります。この場合、待機ノードでは Standby 処理が実行されず、リソースが Offline 状態となります。したがって、待機ノードでは NetWorker クライアントが起動されません。 |
WarningOnly(W) | リソース異常が発生してもフェイルオーバしないかどうかを設定するフラグです。有効にすると、Online状態のリソースで異常が発生した場合はWarning状態に、Standby状態のリソースで異常が発生した場合はFaulted状態になり、いずれの場合もフェイルオーバは発生しません。 | |
AutoRecover(A) | 有効にすると、リソース異常が発生したとき、フェイルオーバする前にリソースの再起動を試みます。 | |
デバイス名 | 使用するテープ装置のデバイスパス名を指定します。 デバイス名が指定された場合、NetWorker起動直前に、指定されたデバイスに対し、SCSIリセットを発行します。 SCSIマルチイニシエート接続でテープ装置を共用する場合、デバイス名は必須です。 テープ装置が複数存在する場合、:(コロン)で区切って複数指定します。 | |
PreOnlineScript | オンライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOnlineScript | オンライン処理の後に実行されるスクリプト | |
PreOfflineScript | オフライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOfflineScript | オフライン処理の後に実行されるスクリプト | |
FaultScript | Fault 発生時に実行されるスクリプト |
参照
PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript に関しては、”2.9.2 NetWorker 起動・停止時のスクリプト設定” を参照してください。
フラグ設定値に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。
参照
NullDetector を有効にすると、WarningOnly と AutoRecover 属性は自動的に無効になります。
フラグ設定値に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。
「保存して登録」を選択して、設定を保存します。
以下に NetWorker クライアントクラスタ運用の環境設定の例を示します。
「Resourceの作成」を選択します。
Resourceタイプで、「Nwcl」を選択します。
Nwcl の設定画面より、各設定を行います。
設定項目 | 説明 | |
---|---|---|
スクリプトタイムアウト | default_value[:[offline_value][:online_value]] | |
監視間隔 | デフォルト 10 ( 5 - 60 ) | |
ログサイズ | デフォルト 512 ( 10 - 4096 ) | |
フラグ設定値(Flags) | NullDetector(D) | リソース監視を行わないかどうかを設定するフラグです。有効にするとリソース監視を行わなくなります。この場合、待機ノードでは Standby 処理が実行されず、リソースが Offline 状態となります。したがって、待機ノードでは NetWorker クライアントが起動されません。 |
WarningOnly(W) | リソース異常が発生してもフェイルオーバしないかどうかを設定するフラグです。有効にすると、Online状態のリソースで異常が発生した場合はWarning状態に、Standby状態のリソースで異常が発生した場合はFaulted状態になり、いずれの場合もフェイルオーバは発生しません。 スケーラブル運用の場合は無効にしてください。 | |
AutoRecover(A) | 有効にすると、リソース異常が発生したとき、フェイルオーバする前にリソースの再起動を試みます。 | |
PreOnlineScript | オンライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOnlineScript | オンライン処理の後に実行されるスクリプト | |
PreOfflineScript | オフライン処理の前に実行されるスクリプト | |
PostOfflineScript | オフライン処理の後に実行されるスクリプト | |
FaultScript | Fault 発生時に実行されるスクリプト |
参照
PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript に関しては、”2.9.2 NetWorker 起動・停止時のスクリプト設定” を参照してください。
フラグ設定値に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。
注意
NullDetector を有効にすると、WarningOnly と AutoRecover 属性は自動的に無効になります。
フラグ設定値に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。
「保存して登録」を選択して、設定を保存します。
「userApplicationの作成」を選択して、NetWorker リソースを含む userApplication を作成してください。userApplication の属性は、”2.3 userApplication の作成” を参照してください。