ここでは、userApplication の作成と、NetWorker 以外のリソースの設定を行います。
userApplication は、userApplication Configuration Wizard を使用して設定します。userApplication Configuration Wizard は、メニューから情報を選択しながら設定を行うウィザード形式になっています。
参照
詳しくは、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 の 「第6章 クラスタアプリケーションの構築」 を参照してください。
スタンバイ運用
userApplication は以下のように構成されます。
NetWorker のリソースの設定は、NetWorker のインストール後に行います。
参考
userApplication は以下の設定を推奨します。記述されていない属性は任意です。
属性 | 推奨設定値 |
---|---|
AutoStartUp | Yes |
AutoSwitchOver | HostFailure|ResourceFailure|ShutDown |
PersistentFault | 1 |
StandbyTransitions | ClearFaultRequest|StartUp|SwitchRequest |
HaltFlag | Yes |
注意
NetWorker クライアントのスタンバイ運用を行うためには、StandbyTransitions を上記の設定にする必要があります。
スケーラブル運用(クライアントクラスタ運用のみ)
"1.2.2.3 クライアントクラスタ運用"で示したような、N:1 運用待機または相互待機と NetWorker クライアントのスケーラブルを組み合わせたクラスタアプリケーション構成の場合は、NetWorker 以外のリソースとそれらを含む userApplication を作成してください。N:1 運用待機の場合は userApplication は以下のように構成されます。
NetWorker リソースと、NetWorker リソースを含む userApplication の設定は、NetWorker のインストール後に行います。
参考
NetWorker リソースを含まない userApplication の属性は、各アプリケーションの要件に従って設定してください。