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 Formcoordinatorユーザーズガイド

I.1 サポート機能の概要

使用する表示モードによって、サポートしている機能の範囲が異なります。
ここでは、サポートしている機能の概要について説明します。
なお、サポートしている機能の詳細については、「I.2 電子フォームデザイナで設定できる機能」を参照してください。

分類

内容

説明

表示モード

標準

汎用

簡易

表示

項目の自由配置

項目の配置位置を自由に設定できます。また、項目の位置を重ねて配置できます。

すべての項目表示属性

電子フォームデザイナで指定できる属性がすべて使用できます。

(注1)

(注1)

すべての罫線・図形
(オーバレイ)

斜線、円・楕円を加えたすべてのオーバレイが使用できます。
色、線幅、線種、丸め、線端、網がけなどの属性が使用できます。

(注H1)

(注2)

(注3)

すべての編集形式の表示

電子フォームデザイナで指定できる編集形式がすべて使用できます。

(注H)
(注H3)

(注4)
(注H3)

ズーム

電子フォームの拡大および縮小を行います。

(注H4)

×

チップヘルプ

項目に対する説明などをチップヘルプとして表示できます。
項目上にマウスポインタを置くと表示されます。

×

ページの輪郭表示

電子フォームデザイナで定義したページサイズの輪郭を表示します。影つきで表示することもできます。

×

×

矩形テキスト項目のスクロールバー表示

矩形テキスト項目の入力域の右側にスクロールバーが付きます。

(注5)

バーコードの仮イメージ出力

バーコードの仮イメージ(データに基づくイメージではなく、読取精度も保証されません)を表示します。

×

機能

IME制御

項目の種類や入力タイプに応じてIMEの変換モードが自動的に切り替わります。

(注H3)

(注6)

×

イベント定義関数

画面の操作(イベント)によって、動的に項目の表示状態、入力値チェックおよびデータを変更することができます。
電子フォームおよびイベント毎に異なる処理を行うことができます。

(注H)
(注H2)

(注7)
(注H2)

ポップアップメニュー

マウスを右クリックすることによって、電子フォーム固有のポップアップメニューを表示することができます。
ポップアップメニューには、電子フォームの定義に応じて、読み込みまたは保存機能やズーム機能が用意されます。

(注H5)

×

読み込み・保存

入力データの「読み込み」・「保存」ができます。

(注8)

移動順序に従ったカーソル移動

[Tab]キー押下時に、電子フォームに定義されたカーソル移動順序に従ったカーソルの移動を行います。

(注H8)

×

クライアント印刷

電子フォームの設定に従った綺麗な印刷が簡単にできます。

Webブラウザの印刷機能を使用した印刷

Webブラウザの印刷機能を使用した場合でも適切な設定を行うことで綺麗な印刷ができます。

(注9)

Unicodeデータ入力

Unicode(UCS2)のデータ入力ができます。Unicode固有文字の入力もできます。

(注H7)

(注10)
(注H7)

データ送信形式

XMLデータ形式とCGIパラメタ形式が使用できます。

(注H6)

(注11)

(注11)

データベース検索

電子フォームに指定されたデータベース検索を行い、検索結果を電子フォームに反映します。

×

署名作成

入力データに対して電子署名を作成することができます。

エラー強調表示

入力値エラーになった場合に、エラーとなった項目の背景色を変更することが使用できます。

×

×

外字入力

Charset Manager Web入力と連携して、クライアント環境に外字(利用者が独自に作成した文字)データを持たずに、外字を入力することができます。

(注H9)

×

×

別ウィンドウ連携

電子フォームから別のウィンドウを表示させ、そのウィンドウから元の電子フォームを操作(データの更新など)することができます。

電卓・カレンダー

入力を補助する部品として、電卓やカレンダーを表示することができます。

○:サポート
△:サポート(一部使用できない機能があります)
-:保証外
×:無効

(注1)

有効とならない場合があります。詳細は「I.2 電子フォームデザイナで設定できる機能」を参照してください。

(注2)

水平・垂直方向の直線、枠だけ有効となります。直線、枠に設定する、線種(4種)、線幅および線色が有効となります。枠に設定する、網がけの種類と網がけの色が有効になります。円・楕円に設定する、色、線幅、線種、丸め、線端、網がけなどの属性は無効となります。

(注3)

水平・垂直方向の直線、枠だけ有効となります。直線、枠に設定する、線幅(4種)と線色(基本16色)が有効となります。枠に設定する、網がけの種類(100%)と網がけの色が有効になります。円・楕円に設定する、色、線幅、線種、丸め、線端、網がけなどの属性は無効となります。

(注4)

読み取り専用属性を指定した場合、日付編集のみ有効となります。それ以外は編集されずに表示されます。また、読み取り専用属性を指定した項目のデータを更新しても、表示内容は更新されません。

(注5)

環境設定で、「矩形テキスト項目の文字列が表示領域を超えた場合、スクロールバーを表示する」とした場合に有効となります。この指定がない場合は、スクロールバーは表示されません。

(注6)

利用可能なWebブラウザはInternet Explorerだけです。

(注7)

読み取り専用属性の変更関数(fjxmlSetStyleReadonly)、表示・印刷の変更関数(fjxmlSetStyleVisibility)、および電子フォームを拡大または縮小表示する関数(fjxmlZoom)は無効となります。読み取り専用属性の項目に値を代入する処理を記述すると、データは更新されますが、画面表示は変わりません。

(注8)

コマンド種別の「読み込み」・「保存」だけ使用できます。

(注9)

電子フォームデザイナで設計した通りに印刷したい場合は、クライアント印刷を使用して下さい。クライアント印刷との相違点は、「J.2.1 クライアント印刷とWebブラウザの印刷機能を使用する印刷との違い」を参照してください。

(注10)

Shift_JISの範囲の文字を使用してください。Shift_JISの範囲の文字でも、次に示す文字は使用できません。

  • JIS9区~15区(NEC特殊文字などの機種依存文字)

  • JIS85区以降(NEC/IBM選定文字、IBM拡張文字、外字など)

  • \(バックスラッシュ)

(注11)

XMLデータ形式だけ使用できます。

(注H)

WindowsFormcoordinatorの環境設定の[ジェネレータ]タブで、[音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンにした場合は、簡易表示モードと同じ動作になります。

SolarisLinuxFormcoordinator の環境設定コマンドのmxsetenv コマンドで、音声ブラウザに対応したHTML を生成するように設定した場合は、簡易表示モードと同じ動作になります。

(注H1)

ホームページ・リーダーでは、オーバレイ文字および矩形オーバレイ文字として定義した文字を表示位置に関係なく、最初に読み上げるため、期待した順序(表示された電子フォームの左上から右下に向かった順序)で読み上げられません。

(注H2)

ホームページ・リーダーでは、次に示すイベントは、正常に動作しない場合があります。

  • フォーカスが入る

  • フォーカスが抜ける

  • 選択内容を変更する

(注H3)

Windowsホームページ・リーダーでは、正常に動作しません。Formcoordinatorの環境設定の[ジェネレータ]タブで、[音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンにし、無効にしてください。

SolarisLinuxホームページ・リーダーでは、正常に動作しません。Formcoordinator の環境設定コマンドのmxsetenv コマンドで、音声ブラウザに対応したHTML を生成するように設定し、無効にしてください。

(注H4)

ホームページ・リーダーでは、キーボードだけですべての操作ができるように、「マウスでクリックする」イベントに、電子フォームを拡大または縮小表示する関数(fjxmlZoom)を使用してズーム率を指定してください。

(注H5)

ホームページ・リーダーでは、キーボードだけですべての操作ができるように、コマンド種別の「読み込み」・「保存」を使用してください。

(注H6)

ホームページ・リーダーでは、XMLデータ形式だけ使用でき、CGIパラメタ形式は使用できません。

(注H7)

ホームページ・リーダーでは、表示内容については正しく表示されますが、読み上げ内容(注H7)については特殊な記号と特殊な文字を読み上げない、または違う読み上げ方を行うため、意味が分かりづらくなる場合があります。

(注H8)

Windowsホームページ・リーダーでは、無効となります。Formcoordinatorの環境設定の[ジェネレータ]タブで、[音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンにすると、電子フォームで定義している項目位置が、左上の項目から右下の項目にカーソル移動します。

SolarisLinuxホームページ・リーダーでは、無効となります。Formcoordinator の環境設定コマンドのmxsetenv コマンドで、音声ブラウザに対応したHTML を生成するように設定すると、電子フォームで定義している項目位置が、左上の項目から右下の項目にカーソル移動します。

(注H9)

ホームページ・リーダーでは、未サポートです。

注意

ホームページ・リーダーは、Internet Explorerの機能を数多く持つ音声ブラウザです。ホームページ・リーダーについては、Internet Explorerの説明を参照してください。
ホームページ・リーダー固有の説明については、「(注H)、(注H1)、(注H2)…」の注釈を記載して説明しています。