Webブラウザに表示している電子フォームを印刷する場合の、クライアント印刷とWebブラウザの印刷機能を使用する印刷の違いについて説明します。
クライアント印刷では、Webブラウザの印刷機能を使用する印刷と比較して、次に示す違いがあります。
クライアント印刷では、次に示す印刷情報を指定して印刷できます。
印刷プリンタ名
給紙方法
給紙口名
電子フォームのプロパティに指定した、次に示す情報はクライアント印刷では有効になりません。
印刷部数
[印刷ダイアログを表示する]チェックボックスのオン/オフ
クライアント印刷では、印刷ダイアログは必ず表示されます。
印刷部数の初期値は1です。印刷部数は印刷ダイアログで指定してください。
クライアント印刷では、印刷前に入力値チェックが行われます。
クライアント印刷では、電子フォームで指定した文字サイズで印刷できます。
ラジオボタン項目およびチェックボックス項目を印刷した場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷の場合、3Dで印刷されません。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合、3Dで印刷されます。
パスワード項目を印刷した場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷の場合、項目長分の「*」を詰めて印刷されます。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合、パスワード項目は印刷されません。
矩形スタティック項目および矩形テキスト項目を指定した場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷で、矩形折り返しの位置に日本語文字最終のピリオド(禁則文字)などがある場合、禁則処理されません。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷で、矩形折り返しの位置に日本語文字最終のピリオド(禁則文字)などがある場合、禁則処理されます。
クライアント印刷でサポートしているメディア種を次に示します。
BMP-Windowsビットマップ
JPEG-基本DCT方式(ベースラインJPEG)
JPEG-Exif形式
TIFF-非圧縮
TIFF-MH圧縮(ITU-T Group3(1d) Modified Huffman)
TIFF-MR圧縮(ITU-T Group3(1d) Fax)
TIFF-MMR圧縮(ITU-T Group4(2d) Fax)
TIFF-PackBits
EMF
WMF
PNG
印刷する用紙サイズを超える電子フォームが設計されている場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷の場合、最初のページだけ印刷されます。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合、複数ページすべてが印刷されます。
バーコード項目を印刷した場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷で印刷したバーコードは、読み取ることができます。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷で印刷したバーコードは、読み取ることができません。
クライアント印刷でCode128/EAN-128/QR Code(モデル1)/QR Code(モデル2)を印刷する場合は、バーコード項目に指定するデータ長にはバーコードのデータの長さ+2文字以上を指定する必要があります。
印刷する数字項目に誤ったデータが指定されている場合、次に示す違いがあります。
クライアント印刷の場合、項目領域の左端から印刷されます。
Webブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合、項目領域の右端から印刷されます。
Internet Explorer 6.0、Internet Explorer 7.0およびInternet Explorer 8.0で、Webブラウザの印刷機能を使用する印刷で、枠および円・楕円の網がけを37.5%、40.0%、60.0~100.0%に指定した場合、格子模様で印刷されます。