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 Formcoordinatorユーザーズガイド

G.2 Webアプリケーションの設定値

Webアプリケーションで使用する電子フォームのデータ、およびJava APIのパラメタの設定値について説明します。

子フォームのデータの設定値

電子フォームのデータの設定値を次に示します。

項目に設定するデータの最大桁数および最大文字数

電子フォームの設定値に依存します。

バーコード項目に設定するデータ

バーコード種別により、次に示す値で設定する必要があります。

バーコード種別

使用できる文字種

データ長
(バイト)

設定できるデータのサイズ

JAN標準

数字0~9

12

データ長と同じ

JAN短縮

数字0~9

7

データ長と同じ

Code 3 of 9

数字0~9
英大文字A~Z
記号$、%、+、-、. (ピリオド)、/、空白文字

1~999

電子フォームのデータ長の設定値以下

Code 3 of 9(EIAJ準拠)

数字0~9
英大文字A~Z
記号+、-、/、%、$、.(ピリオド)、空白文字(注1)

1~999

電子フォームのデータ長の設定値以下
(注2)

INDUSTRIAL 2 OUT OF 5

数字0~9

1~999

電子フォームのデータ長の設定値以下

INTERLEAVED 2 OUT OF 5

数字0~9

1~999

電子フォームのデータ長の設定値以下

NW-7

数字0~9
英大文字A~D (注3)
記号+、-、/、:、.(ピリオド)、$

3~34

電子フォームのデータ長の設定値以下

カスタマ

数字0~9
英大文字A~Z
記号-

20(注4)

データ長と同じ

Code 128

ASCIIコード128文字

1~999(注5)

電子フォームのデータ長の設定値以下

EAN-128

ASCIIコード128文字、ファンクションキャラクタ4文字(注6)

1~999(注5)

電子フォームのデータ長の設定値以下

EAN-128(コンビニエンスストア向け)

数字0~9(注7)

44(注8)

データ長と同じ(注9)(注10)

UPC バージョンA

数字0~9

11

データ長と同じ

UPC バージョンE

数字0~9

6

データ長と同じ

EAN-13

数字0~9

12

データ長と同じ

U.S. POSTNET

Delivery Point Code

数字0~9

11

データ長と同じ

ZIP+4 Code

数字0~9

9

データ長と同じ

5-Digit ZIP Code

数字0~9

5

データ長と同じ

QR Code(モデル1)

ASCIIコード128文字

1~9999
(注5)

電子フォームのデータ長の設定値以下
(注11)(注12)(注13)

QR Code(モデル2)

ASCIIコード128文字

1~9999
(注5)

電子フォームのデータ長の設定値以下
(注11)(注12)(注13)


(注1)

Code 3 of 9(EIAJ準拠)のデータ先頭には、お使いのEIAJ様式に従った識別子を指定してください。指定できる識別子は、“Z”、“3N”、および“1P”で、これ以外の識別子を指定された場合はエラーになります。
識別子以降のデータには、表中の文字種を指定可能ですが、お使いのEIAJ様式に合ったデータを指定してください。

(注2)

Code 3 of 9(EIAJ準拠)の横幅(印刷方向が90度、または270度の場合は縦幅)は無効となり、次に示す電子フォームの項目と、指定されたデータ長に従って描画します。

  • 細エレメント幅

  • 細太エレメント比

  • キャラクタ間ギャップ幅

  • クワイエットゾーンの描画方法

(注3)

NW-7では、英字のA~Dは、START/STOPコードとして使用します(データ長に含まれます)。

(注4)

カスタマバーコードは、7桁の郵便番号と13桁の住所表示番号の合計20桁で構成されます。郵便番号7桁は必ず指定してください。住所表示番号が13桁に満たない場合は、左詰にして、残りの部分には空白文字を指定してください。

(注5)

Code 128、EAN-128、QR Code(モデル1)、およびQR Code(モデル2)のデータ長は、Base64にエンコードする前のデータ長です。エンコードしたあとのデータが上記データ長の範囲を超える値であっても、エンコードする前のデータが上記データ長の範囲内であれば指定できます。

(注6)

EAN-128のファンクションキャラクタには、FNC1~FNC4が使用できます。

(注7)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)のデータ先頭2バイトには“91”を指定してください。“91”以外のデータを指定した場合はエラーになります。

(注8)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)の44文字目には、所定の計算方法にもとづいた全体チェックデジットを指定する必要があります。この44文字目は省略可能で(空白文字を指定)、省略された場合、自動計算した全体チェックデジットを付加してバーコードを描画します。
全体チェックデジットの計算方法

  1. 全体チェックデジットを含めた44文字のデータに最後尾から桁番号を付ける。
    データ文字位置:1文字目、2文字目、…、44文字目(全体チェックデジット)
    桁番号 :44桁目、43桁目、…、1桁目

  2. 最後尾(全体チェックデジット)の桁を第1桁とし、すべての偶数桁の文字データ(数字)を加算し、それに3を掛けたものを「A」とする。

  3. 全体チェックデジットの桁を除いた、すべての奇数桁の文字データ(数字)を加算したものを「B」とする。

  4. 「A」と「B」を加算し、「C」とする。

  5. 10から「C」の下1桁を引いたものを全体チェックデジットとする。ただし、「C」の下1桁が0の場合は、全体チェックデジットを0とする。
    A=偶数桁の総和×3
    B=奇数桁の総和
    C=A+B
    全体チェックデジット=10-(Cの下1桁)

(注9)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)の横幅(印刷方向が90度、または270度の場合は縦幅)は無効となり、"60mm"以内に収まる最大のバーコードを描画します。

(注10)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)では、「クワイエットゾーンの描画方法」の指定は無効です。必ず「範囲内」が指定されているものとして処理されます。

(注11)

QRコードの項目長の範囲については、「◆ QRコードの出力最大文字数」を参照してください。

(注12)

QR Code(モデル1)、QR Code(モデル2)において、出力文字数が分割数より小さい場合はエラーになります。

(注13)

QR Code(モデル1)、QR Code(モデル2)は正方形の形状をしているため、指定範囲の短辺の正方形のサイズで描画します。

QRコードの出力最大文字数

QRコードで出力できる最大文字数(分割した場合は、分割した1つのバーコードに出力できる最大文字数)は、以下を目安に計算してください。ただし、出力するデータの文字種が混在している場合は、文字種が切り替わるごとに、切り替えるためのデータが付加されるため、実際に出力できる文字数は計算した文字数よりも少なくなります。

バーコード種別

誤り訂正

文字種ごとに出力できる最大文字数

比率(%)

数字だけ()

英数字+記号
()

JIS8だけ()

QR Code(モデル1)

7
15
25
30

1167
877
738
498

707
531
447
302

486
365
307
207

QR Code(モデル2)

7
15
25
30

7089
5596
3993
3057

4296
3391
2420
1852

2953
2331
1663
1273


(注1)

出力データに含まれる文字種が以下のいずれかのみであった場合の最大文字数です。

  • 数字だけ    :0~9

  • 英数字+記号:0~9、A~Z、$、%、*、+、-、.(ピリオド)、/、:、空白文字

  • JIS8だけ    :ASCIIコード128文字

Webブラウザから送信されるデータの設定値

Webブラウザから送信されるデータをWebアプリケーションで処理する場合の設定値を次に示します。

内容

設定値

添付ファイル名

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字

処理できるデータ全体のサイズ

  • サーバのメモリ領域を使用して処理を行う場合
    Formcoordinatorの動作時に利用可能なメモリの上限値までで、1メガバイト以下(注)

  • サーバのTEMP領域に一時ファイルを作成して処理を行う場合
    1メガバイト(注)超~TEMP領域のハードディスクの空き容量

XMLデータの最大サイズ

10メガバイト(注)

添付ファイルの最大サイズ

10メガバイト(注)


(注1)

Java APIで設定値の指定を変更できます。

Java APIのパラメタの設定値

Java APIの文字型パラメタの設定値を次に示します。

内容

設定値

電子フォーム名

G.1 電子フォームの設定値」の電子フォーム名と同じ

電子フォーム格納パス(電子フォーム名を含めたフルパス名)の最大文字数

  • オペレーティングシステムに依存する

  • 次に示す文字は指定不可

    • / , ; * ? ” < > | #

    • Unicode固有文字

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字

hidden項目名

30文字

hidden項目の値

524288文字

そのほかのパラメタ

設定なし

各メソッドの設定値については、「C.1 Java API」の各メソッドの説明を参照してください。


環境設定の設定値

環境設定の設定値を次に示します。

内容

設定値

電子フォーム格納先ディレクトリ

  • 「Java APIのパラメタの設定値」の電子フォーム格納パスと同じ

電子フォーム格納先URL

  • http://形式またはhttps://形式

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字

Web入力表示部品URL

  • http://形式、https://形式または/から開始している形式

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字

文字イメージ化JSP

  • http://形式またはhttps://形式

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字

JBKプラグインの設定ファイルの付加文字列

  • 64バイト以内

  • 次に示す文字は指定不可

    • / , ; * ? ” < > | #

  • SolarisLinux次に示す文字が含まれると正しく処理できない場合があるので、次に示す文字は指定不可

    • ~,∥,- (「minus sign」),¢,£,¬

    • JIS 9区~15区の文字

    • JIS 85区以降の文字