VMホストの登録解除方法を説明します。VMwareおよびXenの場合とHyper-Vの場合で登録解除方法が異なります。
VMware ESX/VMware ESXiおよびXenの場合
VMホストの登録を解除するには、Systemwalker Service Quality Coordinatorの接続アカウント定義ファイル、および、リモート監視定義ファイルから該当する管理対象サーバの情報を削除し、Systemwalker Service Quality Coordinatorの更新コマンドを実行します。各ファイルの詳細につきましては「Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書」の「3.2 仮想資源管理」「3.2.3 監視サーバの設定」をご覧ください。
管理サーバからVMホストを登録解除する手順は次のようになります。
ダッシュボードサーバにログインします。
接続アカウント定義ファイルを編集して管理対象サーバの情報を削除します。以下の例にあるように管理対象サーバのIPアドレスに対応したエントリーがあるので削除してください。
ファイル格納場所
(Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ)配下の SQC_DATA\control\remoteAccount.txt
例(インストールフォルダがC:\Fujitsu\Systemwalkerの場合)
C:\Fujitsu\Systemwalker\SQC_DATA\control\remoteAccount.txt
/etc/opt/FJSVssqc/remoteAccount.txt
ファイル形式
iniファイル形式
例:管理対象サーバのIPアドレスが192.168.103.65、ユーザーがsqcsqc001、パスワードがpassword001の場合
[192.168.103.65] CONNECTTYPE=HTTPS USER=sqcsqc001 PASSWORD=bpnM2i65/s9aK+KuUl1CdQ==
リモート監視定義ファイルを編集して管理対象サーバの情報を削除します。以下の例にあるように管理対象サーバのIPアドレスに対応したエントリーがあるので削除してください。
ファイル格納場所
(Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ)配下の SQC_DATA\control\remoteAgent.txt
例(インストールフォルダがC:\Fujitsu\Systemwalkerの場合)
C:\Fujitsu\Systemwalker\SQC_DATA\control\remoteAgent.txt
/etc/opt/FJSVssqc/remoteAgent.txt
ファイル形式
iniファイル形式
例:管理対象サーバのIPアドレスが192.168.103.65の場合
[192.168.103.65] HOSTNAME=192.168.103.65 VMTYPE=ESXI ACCOUNT=192.168.103.65 CONNECTION=ON
Systemwalker Service Quality Coordinatorの更新コマンドを実行します。
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
> cd (Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ)\SWCTMG\Dashboard\bin > updateSQC.bat (例:インストールフォルダがC:\Fujitsu\Systemwalkerの場合) > cd C:\Fujitsu\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin > updateSQC.bat
以下のコマンドを実行します。
# cd /opt/FJSVctdsb/bin # ./updateSQC.sh
参考
VMホストを登録解除した後もそのVMホストを使い続ける場合には、「3.3.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定」でVMホストに対して行った設定を必要に応じて元に戻してください。具体的には次のようになります。
追加したユーザーの削除(例:sqcsqc001)
Hyper-Vの場合
Hyper-Vの場合、ダッシュボード開発環境を使用してVMホストの登録を解除します。
注意
ダッシュボード開発環境を使用する場合は、ダッシュボード開発環境を構築する必要があります。
ダッシュボード開発環境の構築手順については「A.1 ダッシュボード開発環境の構築」を参照してください。
以下にVMホストの登録の解除手順を説明します。
ダッシュボード開発環境の「定義」ビューの定義ツリーの「監視対象システムへの接続」をダブルクリックします。
表示される一覧から[02:Windows]を選択します。
監視対象への接続設定画面のPDBSensorConfの[TargetServletNameList]に登録されているVMホストを削除します。[TargetServletNameList]から登録されているVMホストをすべて削除する場合は、VMホストを削除後、「-」を入力してください。
注意
VMホストの登録解除を行った後は、「3.4.1 Systemwalker Service Quality Coordinatorのエージェントのアンインストール【Windows】」に示す手順で、Systemwalker Service Quality Coordinatorのエージェントをアンインストールしてください。