CMDBエージェントでは、利用状況で表示する構成情報の収集のために、情報収集の開始・終了時に以下のメッセージをイベントログに出力しています。
FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'サービス名'
FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'サービス名'
このCMDBエージェントによる情報収集は5分間隔で行われるため、情報収集の開始・終了メッセージがイベントログに頻繁に出力されることになります。
CMDBエージェントの情報収集の開始・終了メッセージのイベントログ出力を抑止する場合には、CMDBの動作環境ファイルを変更する必要があります。
修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。
cmdb.properties
CMDBをインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。
cmdb.propertiesの設定
以下のファイルを開きます。
【Windows】
<CMDBインストールディレクトリ1>\FJSVcmdbm\axis2\WEB-INF\services\mdr_cfmg\cmdb.properties <CMDBインストールディレクトリ1>\FJSVcmdbm\axis2\WEB-INF\services\mdr_ctmg\cmdb.properties (注)
注)<CMDBインストールディレクトリ1>は、製品のインストール順序によって異なります。
例えば、Cドライブに製品をインストールした場合、以下のようになります。
Systemwalker Runbook Automationの前にSystemwalker Service Catalog Manager をインストールした場合
C:\Fujitsu\Systemwalker\CMDBM
Systemwalker Runbook AutomationのあとにSystemwalker Service Catalog Manager をインストールした場合
C:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM\CMDB
【Linux】
/opt/FJSVcmdbm/axis2/WEB-INF/services/mdr-cfmg/cmdb.properties /opt/FJSVcmdbm/axis2/WEB-INF/services/mdr-ctmg/cmdb.properties
動作環境ファイルの以下の項目を設定します。
設定項目 | 説明 |
---|---|
schedule.syslog.disable | 開始・更新メッセージについてイベントログ出力を抑止する場合は"true"を、抑止しない場合は"false"を設定します。 |
設定例を以下に示します。
#fcmdb.epr.file_management …略 schedule.syslog.disable=true …略
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
【Windows】
<CMDBインストールディレクトリ1>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop <CMDBインストールディレクトリ1>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart (注)
注)<CMDBインストールディレクトリ1>については、1.を参照してください。
【Linux】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstart
注意
cmdb.propertiesファイルを編集する場合は、schedule.syslog.disable以外の設定項目を変更しないでください。
cmdb.propertiesファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。schedule.syslog.disable以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。