サービスに応じた使用料金を請求するための課金の機能を使用するためには、Systemwalker Service Catalog Managerの動作環境ファイルを修正する必要があります。また、本機能を使用して、マイポータルのサービス利用申請時などにサービス仕様の概算料金を表示させることができます。
また、Systemwalker Software Configuration Managerのオーバーコミット機能が有効な場合、課金に使用するCPUおよびメモリの設定を変更することができます。Systemwalker Software Configuration Managerのオーバーコミット機能の設定については、“Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド”の“第5章 保守”を参照してください。
修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。
注意
課金情報を表示させるためには、Systemwalker Software Configuration Managerの動作環境ファイルも修正する必要があります。Systemwalker Software Configuration Managerの動作環境ファイルについては、“4.2.2.2 Systemwalker Software Configuration Managerの課金設定”を参照してください。
オーバーコミット機能を使用する場合は、Systemwalker Software Configuration Managerのオーバーコミット機能の設定と合わせる必要があります。
custom_config.xml
Systemwalker Service Catalog Managerをインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。
custom_config.xmlの設定
以下の動作環境ファイルを開きます。
【Windows】
<Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ>\SWCTMG\MyPortal\config\custom_config.xml
【Linux】
/etc/opt/FJSVctmyp/config/custom_config.xml
動作環境ファイルの以下の項目を設定します。
設定項目 | 説明 |
---|---|
estimation-mode | サービスに応じた使用料金を請求するための課金の機能を使用するためには、“3”を、表示しない場合“0”を設定する。 |
compatible-estimation | 課金にCPU動作周波数およびメモリサイズを使用する場合は“true”を、CPU予約周波数およびメモリ予約サイズを使用する場合は“false”を設定する。 |
設定例を以下に示します。
以下の赤字の行がない場合は追加してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <properties> <entry key="estimation-mode">3</entry> <entry key="compatible-estimation">true</entry> …略 <entry key="custom-01">false</entry> </properties>
ワークユニット(CTMG_MyPortal)の再起動
Interstage管理コンソールを起動します。
Interstage管理コンソールの起動手順については、“4.2.1 Webサーバの起動”を参照してください。
ワークユニット(CTMG_MyPortal)を起動します。
[システム]>[ワークユニット]>[状態]から、[CTMG_MyPortal]ワークユニットを再起動します。
注意
custom_config.xmlファイルを編集する場合は、estimation-mode、compatible-estimation以外の設定項目を変更しないでください。
custom_config.xmlファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。estimation-mode、compatible-estimation以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。