Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
目次 前ページ次ページ

付録C 旧バージョンからの移行> C.3 Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からの移行> C.3.4 データの移行

C.3.4.2 Oracleからの移行

Oracle 9iから10g、または9iから11gへバージョンアップを行う場合、“C.5 データベース製品のバージョンアップ”を参照してください。

Oracleの場合、以下の手順でデータを移行します。
  1. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバで、環境変数CLASSPATHに、OracleのJDBCドライバが設定されていない場合は設定し、設定を有効にするために、サーバを再起動します。

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30のインストールディレクトリ>\db


    例) Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30をインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db"


  3. ConvertV8toV9.batを実行します。
    ConvertV8toV9.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV8toV9.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

  4. 以下の手順により、CNCインスタンス内に作成されたCNCDBスキーマを、INAVIDBインスタンスに移行します。

    1. Oracleデータベースがインストールされたサーバで、タスクバーから[スタート]→[Oracle - OraHome92]→[Enterprise Manager Console] をクリックします。
    2. [スタンドアロンで起動]を選択し、[OK]をクリックします。
    3. 左ペインのツリーのデータベースの下に、INAVIDBデータベースが表示されます。データベースの先頭の+の部分をクリックし、SYSTEMユーザでログインします。
    4. 左ペインのツリーから、[セキュリティ]→[ユーザ]を右クリックし、[作成] をクリックします。次の値でユーザを作成します。

      [一般]タブ
      • 名前:CNCDB
      • パスワード:任意のパスワード(デフォルト:CNCDB)
      • 表領域(デフォルト):DATA
      • 一時:TEMP

      [ロール]タブ
      • ロールタイプ:CONNECT とRESOURCE

    5. Enterprise Manager Consoleを閉じます。
    6. C.3.2 事前準備”でバックアップしたCNCのバックアップデータを、手順d.で作成したスキーマにリストアします。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

      C:\>IMP CNCDB/%password%@INAVIDB FILE=%filename%

      %password%:手順d.で作成したユーザのパスワード
      %filename%:“C.3.2 事前準備”でバックアップしたCNCのバックアップファイル名

      例) 手順d.で作成したユーザのパスワードがCNCDB、“C.3.2 事前準備”でバックアップしたファイル名がD:\DMP\CNC.DMPの場合

      C:\>IMP CNCDB/CNCDB@INAVIDB FILE=D:\DMP\CNC.DMP

      ※バックアップファイル名は、空白を含んだファイル名等、ロングファイルネームを指定することは出来ません。8.3形式のフォルダ名を指定してください。8.3形式のファイル名はコマンドプロンプトでdir /xを実行することで取得することができます。

      リストアには、数分掛かります。

  5. 以下の手順により、CNCインスタンスを削除します。

    1. タスクバーから[スタート]→[Oracle - OraHome92]→[Configuration and Migration Tools]→[Database Configuration Assistant]をクリックします。
    2. [ようこそ]画面で、[次へ]をクリックします。
    3. [操作]画面で、[データベースの削除]をクリックし、[次へ]をクリックします。
    4. 使用可能なデータベースに表示された[CNC]を選択し、[終了]をクリックします。確認ボタンが表示されるので、[OK]をクリックします。
      インスタンスの削除には、数分かかります。

目次 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1997-2011