Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行> C.3 Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からの移行> C.3.4 データの移行

C.3.4.1 Symfoware Server(旧組込みデータベースを含む)からの移行

Symfoware Serverの場合(組込みデータベースを使用していた場合を含む)、以下の手順でデータを移行します。
リモートでSymfoware Serverを使う場合には、下記の手順の1、4、7はSymfoware Serverが動作するサーバ側で作業を行ってください。手順の2、5、6、8はInternet Navigware Server が動作するサーバで作業を行ってください。

  1. Symfoware Serverをバージョンアップします。


    旧バージョンで使用していたSymfoware Serverは、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30で使用することができません。旧バージョンで使用していたSymfoware Serverをアンインストールして、インストール説明書「5.1.2 Symfoware Serverのインストール」から「5.1.4 Symfoware Serverのデータベースの作成」の(10)までの手順を実施してください。


  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30インストール先ディレクトリ>\db


    例) Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30をインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db"


  3. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバと、Symfoware Serverがインストールされたサーバが異なる場合は、カレントディレクトリ内のcreate_symfodb.cmdを、Symfoware Serverを運用するサーバの任意のディレクトリにコピーします。

  4. Symfoware Serverがインストールされたサーバで、create_symfodb.cmdを実行します。
    第1パラメタにデータ格納先、第2、第3パラメタに、INAVIDB、CNCDBのサイズを指定します。データ格納先の最後に\は指定しないでください。

    例) データ格納先が、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db”、INAVIDBのサイズが1024MB、CNCDBのサイズが50MBの場合

    C:\>create_symfodb.cmd C:\PROGRA~1\Fujitsu\INSERV~1\db 1024 50

    ※データ格納先は、あらかじめ作成しておいてください。空白を含んだファイル名等、ロングファイルネームを指定することは出来ません。8.3形式のフォルダ名を指定してください。8.3形式のフォルダ名はコマンドプロンプトでdir /xを実行することで取得することができます。

    実行方法の詳細は、インストール説明書の“5.1.4 Symfoware Serverのデータベースの作成”を参照してください。

  5. 旧組込みデータベースを使用していた場合、以下の手順で、Internet Navigware Serverの設定を変更します。

    1. タスクバーの [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]−[Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0] をポイントします。

    2. [Internet Navigware 環境設定] をクリックします。

    3. 左ペインから [サーバ]−[データベース接続] をクリックします。

    4. 右ペインの [使用するデータベース] を、 [組込みデータベース] → [Symfoware] に変更します。

    5. [サーバ名]に、Symfoware Serverがインストールされたサーバ名を指定します。

    6. [ポート番号]に、インストール手順書“5.1.1 Internet Navigware Server V9.0”で指定したポート番号を設定します。デフォルトは“2050”。

    7. [INAVIDBのパスワード]を設定します。デフォルトは“pwd@in8”。

    8. [CNCDBのパスワード]を設定します。デフォルトは“pwd@cnc”。

    9. OKボタンを押します。

    10. 環境設定ファイルを、インストール先ディレクトリにコピーします。

      [コピー元]
      Interstage Application Serverのインストール先ディレクトリが“C:\Interstage”の場合

      C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\inavi9\apps\inavi.war\WEB-INF\conf

      上記ディレクトリに格納された、次の2つのファイルをコピーします。

      • NavigwareResources.properties
      • torque.properties

      [コピー先]
      インストール先ディレクトリが“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合に、次のディレクトリにファイルを上書きコピーします。

      C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\template


  6. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバで、CreateInaviTable.bat、およびCreateCnCTable.batを実行します。

  7. Symfoware Serverがインストールされたサーバで、事前準備でバックアップしたデータベースをリストアします。リストアは、“24.3 データベースのリストア”に記載された手順で実施してください。


    INAVIDBのリストアで使用するバッチファイルは、invrestore.batではなく、invrestoreV8toV9.batを使用してください。


  8. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30がインストールされたサーバで、ConvertV8toV9.batを実行します。
    ConvertV8toV9.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV8toV9.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

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