Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行

C.5 データベース製品のバージョンアップ

データベース製品本体を上書きインストールでバージョンアップする場合、データベース製品のマニュアルに従ってバージョンアップしてください。

[Oracleの場合]

Oracle 9iから10g、9iから11g、または10gから11gへのバージョンアップを行った場合で、OracleのJDBCドライバの格納先が変更された時は、環境変数CLASSPATHにOracle JDBCドライバを再設定してください。

例)Oracle 9iからOracle 10gへバージョンアップする場合の例を示します。

Oracle JDBCドライバの格納先が以下のように変更されたとします。
[変更前]D:\oracle\ora92\jdbc\lib\ojdbc14.jar
[変更後]D:\oracle\product\10.2.0\db_1\jdbc\lib\ojdbc14.jar

この場合は、環境変数CLASSPATHの設定値を以下のように変更します。
[変更前]D:\oracle\ora92\jdbc\lib\ojdbc14.jar
[変更後]D:\oracle\product\10.2.0\db_1\jdbc\lib\ojdbc14.jar

変更後、設定を有効にするために、サーバを再起動します。

[Symfowareの場合]

Symfoware V5.0L30、またはSymfoware 8.0からSymfoware 10.1へのバージョンアップを行った場合で、SymfowareのJDBCドライバの格納先が変更された時は、環境変数CLASSPATHにSymfoware JDBCドライバを再設定してください。

例)Symfoware V5.0L30からSymfoware 10.1へバージョンアップした場合の例を示します。

Symfoware JDBCドライバの格納先が以下のように変更されたとします。
[変更前]C:\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar
[変更後]C:\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

この場合は、環境変数CLASSPATHの設定値を以下のように変更します。
[変更前]C:\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar
[変更後]C:\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

変更後、設定を有効にするために、サーバを再起動します。

[SQL Serverの場合]

以下の手順により、SQL ServerのJDBCドライバをバージョンアップし、環境変数CLASSPATHを再設定してください。

  1. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30が動作するサーバの環境変数CLASSPATHから、既存のSQL ServerのJDBCドライバの設定を削除します。
    SQL Server JDBCドライバのバージョンにより、格納先やファイル名が異なります。

    Microsoft SQL Server Driver for JDBC SP2を、"C:\Program Files\Microsoft SQL Server 2000 Driver for JDBC"にインストールした場合、以下を削除します。

    Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver 1.0を、"C:\Program Files\Microsoft SQL Server 2005 Driver for JDBC"にインストールした場合、以下を削除します。

    Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver 1.2を、"C:\Program Files\Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver"にインストールした場合、以下を削除します。

    Microsoft SQL Server JDBC Driver 2.0を、"C:\Program Files\Microsoft SQL Server JDBC Driver 2.0"にインストールした場合、以下を削除します。


  2. Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0をインストールします。SQL Server JDBC Driverは、Microsoft(R)のサイトよりダウンロードしてください。

  3. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0が動作するサーバの環境変数CLASSPATHに、SQL ServerのJDBCドライバ追加します。
    SQL ServerのJDBCドライバは、SQL Server JDBCドライバ展開先ディレクトリの\sqljdbc_3.0\jpn配下にあります。例えば、SQL Server JDBC Driver 3.0ドライバ展開先ディレクトリ名が、"C:\Program Files\Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0"の場合は、次のとおりです。

    C:\Program Files\Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0\sqljdbc_3.0\jpn\sqljdbc.jar


  4. 設定を有効にするために、サーバを再起動します。

SQL Server 2000からSQL Server 2005、またはSQL Server 2000からSQL Server 2008へのバージョンアップを行った場合は、SQL Serverをバージョンアップした後に、以下の手順でInternet Navigware Serverの設定を変更します。

  1. タスクバーの [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]−[Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0]をクリックします。

  2. [Internet Navigware 環境設定] をクリックします。

  3. 左ペインから [サーバ]−[データベース接続] をクリックします。

  4. 右ペインの [使用するデータベース] を、 [SQL Server 2000] → [SQL Server 2005/2008/2008 R2] に変更します。

  5. [DBサーバ]の[サーバ名]、[ポート]を変更した場合は、それぞれ変更します。また、[INAVIDBのパスワード]、[CNCDBのパスワード]を再設定します。

  6. OKボタンを押します。

  7. 環境設定ファイルを、インストール先ディレクトリにコピーします。

    [コピー元]
    Interstage Application Serverのインストール先ディレクトリが“C:\Interstage”の場合

    C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\inavi9\apps\inavi.war\WEB-INF\conf

    上記ディレクトリに格納された、次の2つのファイルをコピーします。


    [コピー先]
    インストール先ディレクトリが“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合に、次のディレクトリにファイルを上書きコピーします。

    C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\template




環境設定ツールでは、Oracle DatabaseからSQL Serverへの移行などのデータベース種別の変更はできません。データベースの種別を変更する場合は、Internet Navigware Serverを再インストールしてください。


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