バックアップ機能・リストア機能を使用して旧バージョン・レベルの資源を新バージョン・レベルに移行した場合、IJServerクラスタのデフォルト設定(default-config)は旧バージョン・レベルのデフォルト設定(default-config)で上書きされます。したがって、移行後にデフォルト設定(default-config)を用いてIJServerクラスタを新規作成すると、旧バージョン・レベルの設定値になります。
移行後の環境で新たに作成するIJServerクラスタにおいて新バージョン・レベルのデフォルト値を利用したい場合、IJServerクラスタの作成後にIJServerクラスタの設定値を変更するか、デフォルト設定(default-config)の設定値を変更した後にIJServerクラスタを作成してください。
V9.3以前から移行した場合に、デフォルト設定(default-config)の変更が必要な項目を以下に示します。
IJServerクラスタの最大ヒープ領域サイズのデフォルト値の変更について
製品内部で使用する設定値の変更について
キープアライブの無効への変更について
キープアライブのタイムアウトのデフォルト値変更について
HTTPアクセスログについて
レスポンスヘッダに付加されるX-Powered-Byヘッダについて
HTTPトレースログについて
Webコンテナへアクセスする運用形態の設定オプションについて