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Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

A.1.1 動作原理

  メソッドトレース機能は、製品添付のJDK/JRE 5.0、6およびJava VMから呼び出されるメソッドトレースクラスライブラリで実現されます。
  メソッドトレース機能は、以下のような流れで実現します。

  1. Java VMにメソッドトレース機能を有効にする起動オプションを指定して、アプリケーションを起動します。
    メソッドトレース機能を有効にする起動オプションの詳細は、“A.1.5 使用方法”を参照してください。

  2. アプリケーションのクラスファイル(バイトコード)が、クラスローダ経由でJava VMに読み込まれます。

  3. Java VMからメソッドトレースクラスライブラリのバイトコード変換メソッドが呼び出されます。
    なお、バイトコード変換メソッドの呼び出しは、Java VM標準のJVMTI機能によって実現しています。

  4. バイトコード変換メソッドによって、アプリケーションのバイトコードに、メソッドトレースクラスライブラリのトレース情報出力メソッドを呼び出すコードが埋め込まれます。

  5. 変換されたバイトコードがJava VMに渡され、アプリケーションが開始されます。

  6. 開始されたアプリケーションのバイトコード内に、トレース情報出力メソッドの呼出しコードがあると、メソッドトレースクラスライブラリによって、トレース情報が出力されます。