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Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

12.5 OTSシステムとリソース管理プログラムの異常

OTSシステムとリソース管理プログラムの異常とその対処方法について、以下の内容を説明します。

トランザクション完了処理(commit/rollback)時に通信異常が発生した場合

OTSシステムとリソース管理プログラム間の通信エラーにより、クライアントアプリケーションが発行したトランザクション完了処理(commit/rollback)で異常終了した場合、メッセージが通知されます。データベースがロックされているため、サーバアプリケーションを再起動してください。

また、本現象が発生した場合は、データベースの一貫性が失われている可能性があります。リソース管理プログラムの再起動を促すメッセージが通知されるため、通信回線の回復後、リソース管理プログラムを再起動してリカバリ処理を行ってください。


データベース連携サービス停止時に資源不足が発生した場合

データベース連携サービス停止時に資源不足が発生した場合は、データベース連携サービスの環境を正しく削除できません。データベース連携サービスを再起動する場合は、以下の対処を行ってください。

  1. コントロールパネルのサービスでObjectTransactionServiceを停止します。

  2. 以下のファイルで資源不足したパラメタを見直しします。

    C:\Interstage\ots\etc\ots.ini
  3. コントロールパネルのサービスでObjectTransactionServiceを起動します。


otsstartrsc -jが失敗する

otsstartrsc -j実行時に以下のメッセージが出力されてリソース管理プログラムの起動に失敗する場合は、環境変数にOD_IMPLIDが指定されています。OD_IMPLIDを削除した状態で再度実行してください。

OTS:エラー:ots9740: ObjectDirectorが利用できる状態ではありません。:EXCEPTION=org.omg.CORBA.OBJ_ADAPTER CODE=0x00000000 0x00000002