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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)
Interstage

7.3 アプリケーションの注意事項

マルチスレッド環境で、CORBAアプリケーションを作成/運用する場合の注意事項を以下に示します。


使用するデータベースとアプリケーション言語

アプリケーション作成時

アプリケーション作成時/運用時


環境変数LD_LIBRARY_PATHに設定するライブラリの順番に注意してください。特に、スレッドモードで作成/運用を行う場合、CORBAサービスから提供されているlibOM.soは、CORBAサービスのインストールディレクトリ/libになるように設定してください。


XA連携用プログラムの作成


サーバアプリケーションと結合するXA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンド実行時にスレッドモードのオプションを指定して、データベース提供のスレッドモードで動作するように作成してください。
リソース管理プログラムと結合するXA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンド実行時にプロセスモードのオプションを指定して、プロセスモードで動作するように作成してください。
なお、以下の標準的なSymfoware/RDB用のXA連携用プログラムを提供しています。

使用用途

言語

ファイル名

格納パス

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

C/C++/COBOL

otsxasym.dll

C:\Interstage\ots\program\rsc(注)

otsxasym.lib

Java

otsxasym_java.dll

otsxasym_java.lib

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

C/C++/COBOL

otsxasym_mt.dll

otsxasym_mt.lib

Java

otsxasym_mt_java.dll

otsxasym_mt_java.lib

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。



サーバアプリケーションとリソース管理プログラムに結合するXA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンド実行時にスレッドモードのオプションを指定して、スレッドモードで動作するように作成してください。なお、データベース連携サービスのパッケージに、標準的なSymfoware/RDB用とMQD用のスレッドモードのXA連携用プログラムを提供しています。


リソース管理プログラムの作成とリソース定義ファイルの設定


リソース管理プログラムは、プロセスモードで作成したXA連携用プログラムと結合するように作成してください。
なお、以下の標準的なSymfoware/RDB用のリソース管理プログラムを提供しています。

使用用途

ファイル名

格納パス

Symfoware/RDB用

fjotsrsc_symfo.exe

C:\Interstage\ots\program\rsc(注)

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。



リソース管理プログラムは、otslinkrscコマンド実行時にスレッドモードのオプションを指定して、スレッドモードで動作するように作成してください。
また、リソース定義ファイルのキー「THREADS」を以下のように設定して、スレッドモードでリソース管理プログラムが起動するように設定してください。

THREADS=TRUE