Symfowareデータベースに表形式でデータを格納している場合、以下のどちらかの方法により、データベース上のデータを抽出してShunsakuに取り込みます。
CRing DCによる全件更新
CRing DCを利用して連携する場合は、つねにすべてのデータを抽出してShunsakuに取り込みます。
Symfowareデータベースに格納している表形式のデータは、Symfoware Serverのrdbunlコマンドを使ってCSV形式のテキストファイルに出力します。
出力したCSV形式のデータは、CRing DCのXML変換機能を利用しXML形式のデータに変換することで、Shunsakuに取り込むことができます。
Symfowareデータベースからデータを抽出する場合、以下の製品が必要です。
Symfoware Server Enterprise Extended Edition または
Symfoware Server Enterprise Edition または
Symfoware Server Standard Edition
Interstage CollaborationRing Data Collection Server または
Interstage Data Collector
図1.4 連携方法(CRing DCを利用した全件更新の場合)
CRing DCは、データ連携システムの構築を支援するソフトウェアです。
CRing DCでは、データの加工と流通に必要な環境設定や処理を業務定義(およびアクション定義)と呼ぶ単位で作成・管理・実行します。
CRing DCは、データの連携を容易に実現するテンプレートを提供しています。
ShunsakuでCRing DCを利用する場合、このテンプレートの1つであるShunsaku連携テンプレートを基に、必要な連携環境を作成することで、データの入力、加工・編集、XML形式への変換およびShunsakuへの取込みを行う環境を構築することができます。また、CRing DCが提供するファイル転送の受信を監視する機能(集信監視とレシーバー)を利用することで、ファイル転送に連動して一連の処理を行うことができます。
CRing DC、業務定義およびアクション定義の詳細については、“Interstage CollaborationRing Data Collection Server ユーザーズガイド”および“Interstage CollaborationRing Data Collection Server Visual Designer ヘルプ”を参照してください。
ダイレクトアクセス機能による差分更新
ダイレクトアクセス機能を利用して、以下のようにアプリケーションを作成し、差分更新することができます。
図1.5 連携方法(アプリケーションを利用した差分更新の場合)
注意
複数のアプリケーションから同一のダイレクトアクセスキーのデータに対して更新する必要がある場合は、レコードIDを使用したデータ更新を実施してください。
ダイレクトアクセス機能の詳細は、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。