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Interstage Information Storage トラブルシューティング集
Interstage

3.3.1 資源管理コマンドが無応答になる

資源管理コマンド実行時に無応答になるトラブル、および対処方法について説明します。

3.3.1.1 排他関係にあるコマンドを実行した

現象

コマンドを実行したところ無応答状態になる。8分程度経過するとコマンドが異常終了する。


確認方法

資源情報管理サーバ上でrdblkinfコマンドを実行してください。

rdblkinf -l -e <Enter>

以下のようなコマンドの結果が表示された場合は本事象が発生しています。

RDBII rdblkinf DATE:2010/05/21 TIME:15/27/55

DSI-name : INFOSTORAGEDB.CATEGORYEXCLUSIVE_TDSI

  Status Uid      Pid   Sid   Type   Name                    Unit   Purpose
  WAIT   ROOT     29746 1     SQL    dccres/DEFAULT          ROW    UPDATE
  ACTIVE ROOT     29745 1     SQL    dlofentry/DEFAULT       ROW    UPDATE

原因

資源管理を操作する資源管理コマンドを同じカテゴリに対して同時に実行した場合、排他待ちによりコマンドが無応答状態になることがあります。

標準の設定では、資源管理の操作が2分以内に完了しなかった場合は3回処理の再実行を試みます。

3回以内に処理が完了しなかった場合、コマンドは異常終了します。

参照

コマンド同時実行の制限については“コマンドリファレンス”の“注意事項”を参照してください。


問題発生時の対処

同時実行が制限されているコマンドが他に実行されていないことを確認して、再実行してください。

ただし無応答になったコマンドを強制終了させていた場合は、“運用ガイド”の“コマンド異常終了時のリカバリ”の手順に従い、コマンドを再実行してください。

コマンドが異常終了した場合の対処については、“3.3.5 資源管理状態変更コマンド(dccres)が異常終了する”を参照してください。