資源管理コマンド実行時に無応答になるトラブル、および対処方法について説明します。
コマンドを実行したところ無応答状態になる。8分程度経過するとコマンドが異常終了する。
資源情報管理サーバ上でrdblkinfコマンドを実行してください。
rdblkinf -l -e <Enter>
以下のようなコマンドの結果が表示された場合は本事象が発生しています。
RDBII rdblkinf DATE:2010/05/21 TIME:15/27/55 DSI-name : INFOSTORAGEDB.CATEGORYEXCLUSIVE_TDSI Status Uid Pid Sid Type Name Unit Purpose WAIT ROOT 29746 1 SQL dccres/DEFAULT ROW UPDATE ACTIVE ROOT 29745 1 SQL dlofentry/DEFAULT ROW UPDATE
資源管理を操作する資源管理コマンドを同じカテゴリに対して同時に実行した場合、排他待ちによりコマンドが無応答状態になることがあります。
標準の設定では、資源管理の操作が2分以内に完了しなかった場合は3回処理の再実行を試みます。
3回以内に処理が完了しなかった場合、コマンドは異常終了します。
参照
コマンド同時実行の制限については“コマンドリファレンス”の“注意事項”を参照してください。
同時実行が制限されているコマンドが他に実行されていないことを確認して、再実行してください。
ただし無応答になったコマンドを強制終了させていた場合は、“運用ガイド”の“コマンド異常終了時のリカバリ”の手順に従い、コマンドを再実行してください。
コマンドが異常終了した場合の対処については、“3.3.5 資源管理状態変更コマンド(dccres)が異常終了する”を参照してください。