名前
形式1(保存期限の満了日時指定による削除)
dccdelete mode=dfe
cat_name=カテゴリ名
[ spec_date=指定日時 ]
[ result_file=コマンド結果ファイル名 [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
[ err_file=エラーファイル名出力ファイル名 ][ write_mode_err={ a | o | n } ]
形式2(ファイル登録日時指定による削除)
dccdelete mode=dfs
cat_name=カテゴリ名
spec_date=指定日時
bak_flag={ n | y }
[ result_file=コマンド結果ファイル名 [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
[ err_file=エラーファイル名出力ファイル名 ][ write_mode_err={ a | o | n } ]
形式3(個別指定のファイル削除)
dccdelete mode=dfi
cat_name=カテゴリ名
{ [ de_file_list=蓄積データファイル名リストファイル名 ]
| [ crea_date=作成日 ]
| [ make_dir=格納先ディレクトリ ] }
bak_flag={ n | y | o }
[ refer_flag={ n | y } ]
[ result_file=コマンド結果ファイル名 [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
[ err_file=エラーファイル名出力ファイル名 ][ write_mode_err={ a | o | n } ]
機能説明
蓄積データファイルとそのバックアップファイルの削除を行います。
蓄積データファイルに紐付いた蓄積添付ファイルがある場合、蓄積添付ファイルとそのバックアップファイルも削除します。
以下の削除を行います。
保存期限の満了日時指定による削除
指定した日時以前に保存期限が満了している蓄積データファイルとそのバックアップファイルを削除します。日時を指定しなかった場合、蓄積データファイル削除コマンド実行時以前に保存期限が満了している蓄積データファイルを削除します。
ファイル登録日時指定による削除
指定した日時以前に資源管理に登録された蓄積データファイルのうち、すでに保存期限が満了しているファイルを削除します。
削除実行時のパラメタで「バックアップ蓄積データファイルの同時削除(bak_flag=y)」を指定した場合、バックアップ蓄積データファイルも同時に削除されます。
個別指定のファイル削除
保存期限が満了しているかどうかに関わらず削除を行います。
個別指定のファイル削除は実行時に指定された以下の3つの条件をもとに削除を行います。なお、各条件は省略可能ですが、最低1つは指定しなければなりません。また、各条件を組み合わせて指定した場合には、すべての条件を満たす蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルが削除されます。指定した条件を満たさないファイルは、削除対象外となります。
蓄積データファイル名(複数指定可)
資源管理に登録された日時(指定された日時以前を削除)
蓄積データファイルの格納領域(ディレクトリ)
形式1のパラメタ
保存期限の満了日時指定による削除の処理モードです。
対象となるカテゴリ名を指定します。
保存期限の満了日時を指定します。指定した日時以前で保存期限が満了しているファイルが削除されます。コマンド実行時よりも未来の日時は指定できません。省略した場合は、実行時のシステム日付が指定されます。
ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。
削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。
コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。
コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合だけ指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。
エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。
エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
形式2のパラメタ
ファイル登録日時指定による削除の処理モードです。
対象となるカテゴリ名を指定します。
ファイルの登録日時を指定します。指定した日時以前に登録されたファイル、かつ、保存期限が満了しているファイルが削除されます。
ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。
バックアップ蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積添付ファイルを削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。
n:削除しない
y:削除する
削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。
コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。
コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合だけ指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。
エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。
エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
形式3のパラメタ
個別指定のファイル削除の処理モードです。
対象となるカテゴリ名を指定します。
削除対象の蓄積データファイル名リストを記述したファイルを指定します。
蓄積データファイル名リストファイルの形式
1行に1つの蓄積データファイル名を記述してください。
蓄積データファイル名だけを記述してください。(コメントなどは記入できません。)
蓄積データファイル名はディレクトリパスを含みません。
余分な空白、空行は記入できません。
蓄積データファイル名リストファイルのフォーマット
蓄積データファイル1<ENTER> 蓄積データファイル2<ENTER> : 蓄積データファイルx[EOF]
ファイルの登録日時を指定します。指定した日時以前に登録されたファイルが削除されます。
ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。
蓄積データファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。
バックアップ蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積添付ファイルを削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。
n:削除しない
y:削除する
o:バックアップ蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積添付ファイルだけ削除する
参照可能期間内であっても削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。
n:削除しない
y:削除する
省略した場合はnとなります。
削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。
コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。
コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合だけ指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。
エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。
エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。
a:追記
o:上書き
n:新規作成
省略した場合はnとなります。
書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。
使用例
例1
保存期限の満了日時指定による削除
dccdelete mode=dfe cat_name=CATA spec_date=2008/11/01/00:00:00
例2
ファイル登録日時指定による削除
dccdelete mode=dfs cat_name=CATA spec_date=2008/11/01/00:00:00 bak_flag=y
例3
個別指定のファイル削除
dccdelete mode=dfi cat_name=CATA crea_date=2008/11/01/00:00:00 bak_flag=y refer_flag=y
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
1 : 条件付正常終了
2以上 : 異常終了
注意事項
本コマンドは、スーパーユーザーだけ実行可能です。
個別指定のファイル削除でバックアップファイルだけ削除する場合(“bak_flag=o”の場合)、パラメタによって削除対象の指定方法が異なります。
蓄積データファイル名リストを指定する場合(”de_file_list=蓄積データファイル名リストファイル名”)、蓄積データファイル名リストには蓄積データファイル名を記述してください。バックアップ蓄積データファイル名を記述しても削除されません。
格納先ディレクトリを指定する場合(“make_dir=格納先ディレクトリ”)、格納先ディレクトリにはバックアップ蓄積データファイルの格納先領域を指定してください。蓄積データファイルの格納先を記述しても削除されません。
個別指定のファイル削除で蓄積データファイル名リストファイル名を指定する場合、コマンド結果ファイルには、削除結果が20件ずつに区切られて出力されます。そのため対象ファイル数が膨大になる場合は、作成日または、格納先ディレクトリ指定を推奨します。
表示項目の見出しと意味
コマンド結果ファイルの出力情報例
カテゴリ名:CATA (1) 処理名:保存期限の満了日時指定による削除 (2) 起動日時:2011/05/18/13:16:49 (3) 指定日付:2011/05/18/13:15:00 (4) 下記ファイルの削除処理を実施しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除対象ファイル名:cate1_2011051813_01.gz (5) 資源管理情報を削除状態に更新しました。 [/DATA/cate1_2011051813_01.gz]を削除しました。 (6) [/DATA/00003/cate1_2011051813_01/at_00003_20110518131246278.tgz]を削除しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除対象ファイル名:cate1_2011051813_02.gz 資源管理情報を削除状態に更新しました。 [/DATA/cate1_2011051813_02.gz]を削除しました。 [/DATA/00003/cate1_2011051813_02/at_00003_20110518131247876.tgz]を削除しました。 -------------------------------------------------------------------------------- ~中略~ <資源管理情報削除状態更新> 更新対象件数 : 12 (7) エラー発生件数: 0 (8) <蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 12 (9) エラー発生件数: 0 <蓄積添付ファイル削除> 削除対象件数 : 12 (10) エラー発生件数: 0 <バックアップ蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 0 (11) エラー発生件数: 0 <バックアップ蓄積添付ファイル削除> 削除対象件数 : 0 (12) エラー発生件数: 0 処理終了日時:2011/05/18 13:16:49 -The End-
カテゴリ名
実行された処理名(処理モード)
処理開始日時
処理モードごとに指定された削除条件(指定日、格納先ディレクトリなど)
削除対象となった蓄積データファイル名が表示されます。
バックアップ蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積添付ファイルだけを削除する場合も、バックアップ元の蓄積データファイル名が表示されます。
dccdeleteが削除した蓄積データファイル名が表示されます。
蓄積添付ファイルが存在する場合は、蓄積添付ファイル名も表示されます。
バックアップ蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積添付ファイルだけを削除する場合は、バックアップ蓄積データファイル名、およびバックアップ蓄積添付ファイル名が表示されます。バックアップを同時削除する場合は、蓄積データファイル名とバックアップ蓄積データファイル名、蓄積添付ファイルが存在する場合は、蓄積添付ファイル名とバックアップ蓄積添付ファイル名の4つが表示されます。
管理状態の更新対象となったデータの管理レコード件数
削除処理時、エラーが発生した管理レコードの件数
削除対象となった蓄積データファイルの件数
削除対象となった蓄積添付ファイルの件数
削除対象となったバックアップ蓄積データファイルの件数
削除対象となったバックアップ蓄積添付ファイルの件数
エラーファイル名出力ファイルの出力情報例
カテゴリ名:CATA (1) 処理名:保存期限の満了日時指定による削除 (2) 起動日時:2011/05/18 13:48:11 (3) /DATA/cate1_2011051813_14.gz (4) /DATA/00003/cate1_2011051813_14/at_00003_20110518134323072.tgz /DATA/cate1_2011051813_15.gz /DATA/00003/cate1_2011051813_15/at_00003_20110518134324526.tgz -The End-
カテゴリ名
実行された処理名(処理モード)
処理開始日時
削除処理でエラーとなった蓄積データファイル名、バックアップ蓄積ファイル名、蓄積添付ファイル名、およびバックアップ蓄積添付ファイル名