ロード処理中に、「ロード機能プロセスのダウン」などの予期しないトラブルが発生すると、資源管理機能に登録された管理レコードが不完全な状態になってしまうことがあります。
蓄積データファイル作成中状態解除コマンド(dccunlockコマンド)は、データ格納時の管理レコードの状態確認および不完全な管理レコードを無効化します。
ロード機能は、管理レコードを登録する直前にシステムログに「排他獲得番号」および「排他獲得日時」を出力します。
「排他獲得番号」および「排他獲得日時」を蓄積データファイル作成中状態解除コマンドに指定することで、障害となったロードに対する管理レコードの「状態確認」および「無効化」を行います。
注意
本コマンドは管理レコードを「無効化」するだけであり、作成途中の蓄積データファイルやバックアップ蓄積データファイルの実体は、利用者がOSのコマンドなどで削除する必要があります。
無効化状態であっても同一名の蓄積データファイルのロードは行えないため、同一名での蓄積データファイルの再ロードが必要な場合には、事前に無効レコードの削除が必要となります。
本処理は、トラブルの原因を取り除いた後に実行してください。
参照
蓄積データファイル作成中状態解除コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”の“dccunlock”を参照してください。