資源管理機能では、蓄積データファイルごとの管理レコードを管理しています。管理レコードで管理される蓄積データファイルの状態を資源管理状態と呼びます。また、これらの情報は資源管理にて管理されます。
ロード機能の実行が正常に終了すると、管理レコードの状態は有効状態となります。
蓄積データファイルの削除を実行すると、管理レコードの状態は削除済み状態になります。
資源管理状態変更コマンド(dccresコマンド)は「削除済」や「無効」状態の管理レコードの削除、管理レコードの内容変更を行います。
資源管理状態変更コマンドには、以下の種類があります。
管理レコードの削除
削除済レコードの削除
無効レコードの削除
蓄積データファイルの管理期限の変更
保存期限の変更
参照可能終了日時の変更
蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルの削除後、削除済状態となった管理レコードや、蓄積データファイル作成中状態解除コマンド(dccunlockコマンド)により無効状態となった管理レコードを削除します。
無効化された管理レコードが多いと、「データ抽出時のファイル選択や蓄積データファイルの管理状態の登録などの処理性能劣化」や「管理領域の枯渇」などのトラブルが発生します。
また蓄積データファイルの管理状態が「削除済状態」や「無効状態」であっても、管理レコードが残っている状態では、該当する管理レコード上と同じ蓄積データファイル名でのロードは行えません。
これらを回避するために、定期的に管理レコードの削除を実施する運用を推奨します。
管理レコードの削除には、以下の2つがあります。
管理状態が有効状態である蓄積データファイルの保存期限および参照可能終了日時をファイル単位に変更します。
以下の場合に、本機能を使用します。
参照可能終了日時を延長する必要がある場合
参照可能終了日時を短縮する必要がある場合
参照可能終了日時の設定を解除する必要がある場合(無期限に設定)
保存期限を延長する必要がある場合
保存期限を短縮する必要がある場合
保存期限の設定を解除する必要がある場合(無期限に設定)
注意
「ファイル登録日時≦参照可能開始日時<参照可能終了日時≦保存期限」の関係を保持した変更だけ可能です。
参照
資源管理状態変更コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”の“dccres“を参照してください。
蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルの削除後、削除済状態となった管理レコードや、蓄積データファイル作成中状態解除コマンドの詳細については、“dccunlock”を参照してください。