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Interstage Information Storage 解説書
Interstage

3.4.5 蓄積データファイルの削除

資源管理に登録された蓄積データファイルが不要になった場合には、蓄積データファイル削除コマンド(dccdeleteコマンド)を使用して削除します。蓄積データファイル削除コマンドを実行することで、蓄積データファイルを物理的に削除します。蓄積データファイルに紐付いた蓄積添付ファイルが存在する場合は、蓄積添付ファイルも削除します。蓄積データファイルが削除されると、対応する管理レコードは「削除済み」状態に変更されます。

参照

蓄積データファイルの削除方法は“運用ガイド”の“データの削除”を参照してください。

蓄積データファイル削除には、大きく以下の二種類があります。

ポイント

蓄積データファイル格納先領域の枯渇を回避するために、保存期限を経過した蓄積データファイルを定期的に削除する運用を推奨します。

注意

蓄積データファイル削除コマンドは、ディスク故障などによって物理的に削除できないファイルがあっても管理レコードは「削除済み」状態に変更して処理を継続します。物理的に削除できなかったファイルは、利用者がOSのコマンドなどで削除する必要があります。なお、物理的に削除できなかったファイルはエラーファイル名出力ファイルに一覧で出力します。

3.4.5.1 保存期限満了後のファイル削除

保存期限満了後のファイル削除は、保存期限を満了した蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルを削除します。

削除の指定には、以下の2つがあります。

注意

  • バックアップ蓄積データファイルの同時削除を行わない場合、残ったバックアップの削除は個別指定のファイル削除でだけ削除可能です。

削除実行日時: 2009/09/30/00:00:00

削除対象カテゴリ:CATA

削除条件:保存期限が2008/11/30/00:00:00以前のファイルを削除

図3.14 例 保存期限の満了日時指定による削除

3.4.5.2 個別指定のファイル削除

「保存期限満了後のファイル削除」は、保存期限を満了している蓄積データファイルが削除されますが、個別指定のファイル削除は、保存期限を満了しているかどうかに関わらず削除されます。

このとき、カテゴリの「バックアップ蓄積データファイルの同時削除」の設定は無視されます。バックアップ蓄積データファイルを同時に削除するかを実行時のパラメタで指定してください。

注意

  • 保存期限を満了していない蓄積データファイルを削除する場合は、ロードおよび抽出で使用されている蓄積データファイルを削除しないように十分に注意してください。

  • 資源管理に誤って登録してしまった場合以外は「保存期限満了後のファイル削除」を使用してください。

個別指定のファイル削除は実行時に指定された以下の3つの条件をもとに削除を行います。なお、各条件は省略可能ですが、最低1つは指定しなければなりません。また、各条件を組み合わせて指定した場合には、すべての条件を満たす蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルが削除されます。