資源管理に登録された蓄積データファイルが不要になった場合には、蓄積データファイル削除コマンド(dccdeleteコマンド)を使用して削除します。蓄積データファイル削除コマンドを実行することで、蓄積データファイルを物理的に削除します。蓄積データファイルに紐付いた蓄積添付ファイルが存在する場合は、蓄積添付ファイルも削除します。蓄積データファイルが削除されると、対応する管理レコードは「削除済み」状態に変更されます。
参照
蓄積データファイルの削除方法は“運用ガイド”の“データの削除”を参照してください。
蓄積データファイル削除には、大きく以下の二種類があります。
保存期限満了後のファイル削除
保存期限を満了した蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルを削除します。
ポイント
蓄積データファイル格納先領域の枯渇を回避するために、保存期限を経過した蓄積データファイルを定期的に削除する運用を推奨します。
個別指定のファイル削除
蓄積データファイル名、格納先領域、登録日を利用者が指定して蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルを削除します。誤ってデータ格納してしまった場合などに使用します。
保存期限満了後のファイル削除は、保存期限を満了した蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルを削除します。
削除の指定には、以下の2つがあります。
保存期限の満了日時指定による削除
指定した日時以前に保存期限が満了している蓄積データファイルを削除します。
日時を指定しなかった場合、蓄積データファイル削除コマンド実行時以前に保存期限が満了している蓄積データファイルを削除します。
カテゴリ定義時に「バックアップ蓄積データファイルの同時削除」が定義されている場合、バックアップ蓄積データファイルも同時に削除されます。
注意
バックアップ蓄積データファイルの同時削除を行わない場合、残ったバックアップの削除は個別指定のファイル削除でだけ削除可能です。
例
削除実行日時: 2009/09/30/00:00:00
削除対象カテゴリ:CATA
削除条件:保存期限が2008/11/30/00:00:00以前のファイルを削除
ファイル登録日時指定による削除
指定した日時以前に資源管理に登録された蓄積データファイルの内、すでに保存期限が満了しているファイルを削除します。
このとき、カテゴリの「バックアップ蓄積データファイルの同時削除」の設定は無視されます。バックアップ蓄積データファイルを同時に削除するかを実行時のパラメタで指定してください。
例
削除実行日時: 2009/09/30/00:00:00
削除対象カテゴリ:CATA
削除条件:2008/11/30/00:00:00以前に登録された、かつ保存期限を満了しているファイルを削除
「保存期限満了後のファイル削除」は、保存期限を満了している蓄積データファイルが削除されますが、個別指定のファイル削除は、保存期限を満了しているかどうかに関わらず削除されます。
このとき、カテゴリの「バックアップ蓄積データファイルの同時削除」の設定は無視されます。バックアップ蓄積データファイルを同時に削除するかを実行時のパラメタで指定してください。
注意
保存期限を満了していない蓄積データファイルを削除する場合は、ロードおよび抽出で使用されている蓄積データファイルを削除しないように十分に注意してください。
資源管理に誤って登録してしまった場合以外は「保存期限満了後のファイル削除」を使用してください。
個別指定のファイル削除は実行時に指定された以下の3つの条件をもとに削除を行います。なお、各条件は省略可能ですが、最低1つは指定しなければなりません。また、各条件を組み合わせて指定した場合には、すべての条件を満たす蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルが削除されます。
蓄積データファイル名(複数指定可)
資源管理に登録された日時(指定された日時以前を削除)
蓄積データファイルの格納先領域(ディレクトリ)