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Interstage Information Storage 解説書
Interstage

1.3.5 フェイルオーバ機能

フェイルオーバ機能とは、運用中のサーバ(以降、運用ノードと呼びます)とは別に、万一の場合に備えて待機しているサーバ(以降、待機ノードと呼びます)を用意し、運用ノードにハードウェア障害やソフトウェア障害など不測の事態が発生した場合に、待機ノードへの切替え操作を実施して業務を引き継ぐ機能です。

切替え操作では、待機ノード上でInterstage Information Storageの起動を行い、業務を引き継ぐことで、システムが停止する時間を短く抑えます。利用者は、業務が引き継がれたあとも、サーバ異常が発生する前と変わりなく、Interstage Information Storageで検索や更新を行うことができます。

また、異常が発生したサーバの業務は正常なサーバが引き継いでいるため、業務を中断することなく、異常が発生したサーバの復旧作業を行うことができます。

フェイルオーバ機能は、資源管理機能と抽出機能で利用できます。

図1.7 フェイルオーバ機能