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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

7.4 更新情報取得の開始/停止/状態検査コマンド

自サーバのレプリケーショングループについて更新情報取得を開始または停止します。また、更新情報取得の開始/停止状態の通知と更新情報の有無を通知します。



このコマンドの対象となるレプリケーショングループは、同期方式が差分方式でなければなりません。一括方式の場合、何も処理せず正常復帰します。


スケジュールが開始されている場合、rpctlschコマンドで停止してから実行してください。


同期対象のデータファイルがオープン中にこのコマンドを実行しないでください。誤って実行した場合、レプリケーション処理中に更新情報取得が停止状態となったり、データベース間の整合性の状態が正しく検出されない状態となったりします。


差分方式で同期対象のデータファイルのデータ更新中または同期実行中にシャットダウンや電源断を実行した場合、復帰コードに1が通知されることがあります。
この場合、更新情報ファイルの内容が異常状態になっている可能性があり、そのまま運用を継続すると、データ更新や同期実行時に重大なエラーが発生する場合があります。
復帰コードに1が通知された場合、更新情報ファイルを初期化するか該当グループに関するレプリケーション定義情報を再作成した後、一括同期を実行してください。



運用形態の設定にかかわらず、マスタ側とレプリカ側の両方で更新情報取得を開始状態にしてください。両方で更新情報取得が開始状態になっていないと、同期実行はエラーとなります。