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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

3.5.2 ASP レプリケーションサービスの導入について

ここでは、PRIMERGY 6000/ASPと連携しSymfoware6000を使用して、レプリケーションの環境を構築するため、PRIMERGY 6000/ASPで行う作業を説明します。


ネットワークの環境を設定する

ASPとのネットワークの接続は、TCP/IPプロトコルを使用します。レプリケーションで連携するサーバのネットワーク環境に合わせて、ASPのNSS記述を設定してください。


ASPのネットワークの環境設定およびNSS記述の詳細は、「ASP ネットワーク機能解説書」を参照してください。


ASPの定期修正を適用する

ASPの定期修正を適用してください。
適用する定期修正は、"1.4.2 連携可能DBMSの組合せ"を参照してください。


ASPの定期修正の適用方法は、「ASP システム導入手引書」を参照してください。


文字コード変換の環境を作成する

Symfoware6000のデータファイルをマスタとする場合、ASPで「CHARM2」または「FONTRNS」を使用して外字(利用者定義文字)を文字コード変換表に変換してください。
文字コード変換表をWindowsに取り込み、Windowsで「Charset Manager」または「JEF拡張漢字サポート」を使用して利用者定義文字に登録してください。


「CHARM2」または「FONTRNS」を使用して、ASPの外字(利用者定義文字)を文字コード変換表に作成する方法の詳細は、「ASP CHARM説明書(日本語文字管理ユーティリティ)」を参照してください。
「Charset Manager」または「JEF拡張漢字サポート」を使用して、文字コード変換表をWindowsの利用者定義文字に登録する方法の詳細は、それぞれの製品マニュアルを参照してください。


同期実行時の文字コードの変換方式を設定してください。
変換方式は、ASPのSETRPENVコマンドを使用して、ASP レプリケーションサービスの動作文字コード(CHRCODE)に設定します。


EBCDIC/JEFコードとシフトJISコードの変換方式を採用した場合、ASP V25以降の「ASP レプリケーションサービス」はASP V24以前の文字コード変換との互換を保ちます。「PowerReplication V4.0」と連携したとき、PowerReplicationは「PowerReplication V3.0」以前の文字コード変換との互換を保ちます。



EBCDIC/JEFコードとUnicodeの変換方式を採用した場合、JEFコード変換タイプを指定できません。
JEFコード変換タイプを指定する必要がある場合、EBCDIC/JEFコードとシフトJISコードの変換方式を採用してください。


Symfoware6000の環境を作成する

Symfoware6000の動作環境を作成し、同期対象のデータファイルを修正または作成してください。



レプリケーションの構成定義に対応づけたデータファイルの構成を変更した場合、システム情報表を設定し直してから、該当するレプリケーションの構成定義を再作成してください。
レプリケーションの構成定義を再作成する方法は、"3.6.1 利用者プログラムの運用環境を変更する"を参照してください。


ASP レプリケーションサービスの動作環境を設定する

ASP レプリケーションサービスが動作するための動作環境を設定してください。


SETRPENVコマンドを使用して設定してください。
SETRPENVコマンドで、ASP レプリケーションサービスの各種資源を格納するディレクトリ指定、文字コード変換の設定などが必要です。


SETRPENVコマンドの詳細は、「ASP レプリケーションサービス説明書」を参照してください。

レプリケーションの構成定義を作成する

レプリケーションマネージャを使用して、レプリケーションの構成定義を作成してください。


レプリケーションの構成定義を作成するには、Symfoware6000と連携するPowerReplicationの運用環境、運用方法、使用するDBMSなどを考慮して設計、作成することが必要です。PowerReplicationで使用するDBMSに合わせて以下を参照してください。


Oracleを使用する場合:"3.3 導入する(Oracleを使用する場合)"

SQL Serverを使用する場合:"3.4 導入する(SQL Serverを使用する場合)"


以下にSymfoware6000を使用する場合の固有の留意事項を説明します。


利用者プログラムを修正する

"利用者プログラムを点検する"および"PRIMERGY 6000/ASPの運用方法を点検する"で調査した結果に応じて、利用者プログラムを修正してください。
または、利用者プログラムの運用と合わせるようにレプリケーションの同期方式を変更するなど、レプリケーショングループの設計を見直してください。