Web-Based Admin Viewを使用するための、Webブラウザの設定、および使用方法について説明します。
クライアントの準備は、以下の手順で行います。
Webブラウザを準備する。
Webブラウザの使用環境に応じた設定を行う。
クライアントではWebブラウザを準備する必要があります。
サポートするOSおよびWebブラウザについては、各運用管理製品で異なるので、必ず各運用管理製品のマニュアルで確認してください。
なお、Web-Based Admin Viewとしてサポートされる基本的なものについては、"3.1.2 クライアント環境を準備する"の項を参照してください。
各ブラウザのインストール方法、環境設定については各ブラウザのマニュアル等に従ってください。
Web-Based Admin Viewでは、クライアントの識別を行うためにWebブラウザのcookieを利用しています。
cookieを扱うための設定については各ブラウザのマニュアル等に従ってください。
ここでは、Mozilla Webブラウザ(Solaris 10 OS)、Firefox(RHEL-AS4、RHEL5)および、Internet Explorerにおける設定方法を示します。
◆Mozilla Webブラウザ(Solaris 10 OS)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[プライバシーとセキュリティ]カテゴリから[Cookie]を選択します。
“Cookie受入証明”の設定で[すべてのCookieを許可する]を選択します。
“Cookie最大有効期限ポリシー”の設定で、[通常はCookieを受け入れる]を選択します。
<OK>を選択します。
◆Firefox(RHEL-AS4、RHEL5)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[プライバシー]カテゴリを選択します。
“Cookieデータの保存”の設定で[Cookieを有効にする]を選択します。
[元の Web サイトからの Cookie のみ保存する]のチェックを外します。
<OK>を選択します。
◆Mozilla Webブラウザ(Solaris 10 OS)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[詳細]カテゴリから[スクリプトとプラグイン]を選択します。
“JavaScriptを有効にする”の設定で[Navigator]を選択し、“スクリプトに許可する動作”の項目を全て選択します。
<OK>を選択します。
◆Firefox(RHEL-AS4、RHEL5)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[Web 機能]カテゴリを選択します。
[Javaを有効にする],[JavaScriptを有効にする]がチェックされていることを確認します。
[Javaを有効にする],[JavaScriptを有効にする]がチェックされていないならば、チェックします。
<OK>を選択します。
◆Mozilla Webブラウザ(Solaris 10 OS)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[詳細]カテゴリから[プロキシ]を選択します。
[インターネットに直接接続する]を選択します。
<OK>を選択します。
◆Firefox(RHEL-AS4、RHEL5)での設定手順
Webブラウザで[編集]-[設定]を選択します。
[全般]カテゴリから[接続設定]を選択します。
[インターネットに直接接続する]を選択します。
<OK>を選択します。
◆Internet Explorerでの設定手順
Webブラウザで[ツール]-[インターネットオプション]を選択します。
[インターネットオプション]画面で、[接続]タブを選択します。
LANの設定カテゴリで、[LANの設定]を選択します。
[ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定]画面で、全てのチェックを外します。
[ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定]画面で、<OK>を選択します。
[インターネットオプション]画面で、<OK>を選択します。
サポートされるJava Plug-inのバージョンは、"3.1.2 クライアント環境を準備する"に明記されていますが、Java Plug-inを使用可能な運用製品にはOracleが無償で提供するJava Plug-inが同梱されているものもあります。
設定を行う場合には、"■Java Plug-inを設定する"に従って設定を行ってください。
◆Windows(R)
Java Plug-inがすでにインストールされているかどうかを確認します。
クライアントにおいて、コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]を起動し、以下のいずれかのバージョンが表示されれば、Java Plug-inをインストールする必要はありません。
J2SE Runtime Environment 5.0
Java(TM) 6
Java Plug-inをインストールします。
CD-ROM上のJava Plug-inインストーラを実行してください。
J2SE Runtime Environment 5.0の場合
CD-ROMのドライブ名:\plugins\win\jre-1_5_0_<version>-windows-i586-p.exe
Java(TM) 6の場合
CD-ROMのドライブ名:\plugins\win\jre-6<version>-windows-i586-p.exe
<version>はCD-ROM上のファイルバージョン番号に置き換えてください。
画面で表示される手順に従ってインストールしてください。
以上で、Java Plug-inの設定は完了です。
◆Solaris OS
CD-ROMからSolaris OS用のJava(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6 を作業ディレクトリにコピーします。
CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。
# cd <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc
通常 <CDROM-mountpoint>は/cdrom/cdrom0 になります。
以下は/var/tmpにJava(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6をコピーする場合の例です。
# cp <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc/jre-6u<version>-solaris-sparc.sh /var/tmp
<version>はCD-ROM上のファイルのバージョン番号に置き換えてください。
作業ディレクトリにコピーした自己解凍バイナリに実行アクセス権が設定されていることを確認します。アクセス権限がついていない場合、以下を実行します。
# chmod +x jre-6u<version>-solaris-sparc.sh
ファイルのインストール先ディレクトリに移動します。
# cd <インストール先ディレクトリ>
自己解凍バイナリを実行します。
jre1.6.0_<version> というディレクトリが、現在のディレクトリに作成されます。インストールの完了後は、このディレクトリを任意の名前に変更できます。
Java Plug-in の設定を行います。
ライブラリファイルのシンボリックリンクを作成します。
# cd <Mozilla Web ブラウザインストール先ディレクトリ>/plugins
# ln -s <Java Plug-inのパス>/libjavaplugin_oji.so
<Java Plug-inのパス>には、libjavaplugin_oji.so のある以下のディレクトリに設定します。
<インストール先ディレクトリ>/jre1.6.0_<version>/plugin/sparc/ns7
例 <インストール先ディレクトリ>が/var/tmpの場合
<Java Plug-inのパス>=/var/tmp/jre1.6.0_<version>/plugin/sparc/ns7
ご使用のブラウザを端末から起動します。
すでに起動している場合は再起動してください。
◆Linux(R)
Java(TM) 2 Platform Standard Edition Runtime Environment Version 5.0がインストールされているかどうかを確認します。
# rpm -qa jre
jre-1.5.0_<version>-fcs
<version>はCD-ROM上のファイルのバージョン番号に置き換えてください。
確認の結果、Java(TM) 2 Platform Standard Edition Runtime Environment Version 5.0がインストールされていない場合は、手順2へ進んでください。
CD-ROMからLinux(R)用のJava(TM) 2 Platform Standard Edition Runtime Environment Version 5.0を作業ディレクトリにコピーします。
CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。
# cd <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux
通常<CDROM-mountpoint>は、以下のようになります。
RHEL-AS4の場合
/media/cdrom
RHEL5の場合
/media
以下は、/var/tmpにJava(TM) 2 Platform Standard Edition Runtime Environment Version 5.0をコピーする場合の例です。
# cp <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux/jre-1_5_0_<version>-linux-i586.rpm /var/tmp
作業ディレクトリに移動します。
# cd <作業ディレクトリ>
パッケージのインストールを行います。
# rpm -i jre-1_5_0_<version>-linux-i586.rpm
Java Plug-in の設定を行います。
ライブラリファイルのシンボリックリンクを作成します。
# cd <ブラウザインストール先ディレクトリ>/plugins
# ln -s < Java Plug-inのパス>/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so
ご使用のブラウザを端末から起動します。
すでに起動している場合は再起動してください。
Java(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6がインストールされているかどうかを確認します。
# rpm -qa jre
jre-1.6.0_<version>-fcs
<version>はCD-ROM上のファイルのバージョン番号に置き換えてください。
確認の結果、Java(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6がインストールされていない場合は、手順2へ進んでください。
CD-ROMからLinux(R)用のJava(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6を作業ディレクトリにコピーします。
CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。
# cd <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux
通常<CDROM-mountpoint>は、以下のようになります。
RHEL-AS4の場合
/media/cdrom
RHEL5の場合
/media
以下は、/var/tmpにJava(TM) Platform, Standard Edition Runtime Environment Version 6をコピーする場合の例です。
# cp <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux/jre-6<version>-linux-i586-rpm /var/tmp
作業ディレクトリに移動します。
# cd <作業ディレクトリ>
パッケージのインストールを行います。
# rpm -i jre-6<version>-linux-i586-rpm
Java Plug-in の設定を行います。
ライブラリファイルのシンボリックリンクを作成します。
# cd <ブラウザインストール先ディレクトリ>/plugins
# ln -s < Java Plug-inのパス>/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so
ご使用のブラウザを端末から起動します。
すでに起動している場合は再起動してください。
注意
インストールされているJava Plug-inのバージョンが上記のバージョンより古い場合も適切なJava Plug-inのインストールを行ってください。
Java Plug-inのインストールはWebブラウザのインストールより後に行わなければなりません。Java Plug-inをインストールした後、Webブラウザをアンインストールした場合は、いったんJava Plug-inをアンインストールしてからJava Plug-inを再インストールしてください。
Windows(R)版のJava Plug-inでは、バージョンによってはクライアントのシステムディレクトリにキャッシュファイルが残存する場合があります。ディスクのクリーンアップ機能を使用する等、なんらかの手段により定期的にキャッシュファイルを削除することをお勧めします。
Solaris OS版のJava Plug-inでは、バージョンによっては /var/tmpディレクトリにキャッシュファイルが残存する場合があります。定期的にキャッシュファイルを削除することをお勧めします。キャッシュファイルは、jar_cacheXXXXX.tmp という名前で作成されます。XXXXXは、任意の数字です。