デフォルトでは、プロセスインスタンスに中程度の優先度(8)が設定されます。この優先度は、プロセスインスタンスの実行中に「プロセスインスタンスの優先度の設定」Java Actionを使用して変更することができます。
プロセスインスタンスの優先度を設定する方法について説明します。
[プロパティ]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。
[アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所を選択し、[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[サーバアクション]を展開し、[プロセスインスタンスの優先度の設定]をダブルクリックします。
Java Actionのアクション名とノートを入力します。
プロセスインスタンスの優先度を[プロセスの優先度]フィールドで指定します。
優先度は次の方法で設定することができます。定数(数値)を入力することや、値として優先度が指定されているUDAを選択すること、また、複合JavaScript式を記述することができます。詳細については、「11.14 JavaScript式の定義」を参照してください。
注意
UDAの選択で指定する場合は、INTEGER型またはLONG型のUDAを選択します。それ以外の型のUDAを選択した場合は、Java Action実行時にエラーとなります。
JavaScript式の評価結果はINTEGER型の値となるように定義してください。
以下の例では、プロセスインスタンスの優先度がUDA Priorityの値に設定されます。
図11.18 プロセスインスタンスの優先度の設定
[OK]をクリックします。
注意
補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Systemwalker Runbook Automation内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、「11.1.7 Java Actionのエラー処理」を参照してください。