デフォルトでは、プロセスインスタンスには作成元のプロセス定義と同じ名前が設定されます。プロセスインスタンス名は、プロセスインスタンスの実行中にプロセスインスタンス名の設定Java Actionを使用して変更することができます。
プロセスインスタンスの名前を設定する方法について説明します。
[プロパティ]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。
[アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所を選択し、[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[サーバアクション]を展開し、[プロセスインスタンス名の設定]をダブルクリックします。
Java Actionのアクション名とノートを入力します。
プロセスインスタンス名を[プロセス名]フィールドで指定します。
プロセスインスタンス名を入力することや、値としてプロセスインスタンス名が格納されているUDAを選択すること、また、評価された結果がユーザ名になるような複合JavaScript式を記述することができます。詳細については、「11.14 JavaScript式の定義」を参照してください。
以下の図は、このJava Actionの使用方法の例を示しています。この例では、プロセスの初期化時にJava Actionによってプロセスインスタンス名に発注番号が付加されます。発注番号はPONumber UDAに格納されています。
図11.17 プロセスインスタンス名の設定
[OK]をクリックします。
注意
補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Systemwalker Runbook Automation内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、「11.1.7 Java Actionのエラー処理」を参照してください。