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Systemwalker Runbook Automation V14g 導入ガイド
Systemwalker

8.3.2 Systemwalker Runbook Automationのバックアップ

Systemwalker Runbook Automationの環境をバックアップする手順について説明します。

以下の手順でバックアップを行います。

8.3.2.1 Systemwalker Runbook Automationの停止

swrba_stopコマンドでSystemwalker Runbook Automationの管理サーバを停止します。

Windows】

[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop

Linux】

/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop

8.3.2.2 Interstage シングル・サインオン資源のバックアップ

Interstage シングル・サインオン資源のバックアップ手順について説明します。

Interstage シングル・サインオンの認証基盤を利用していない環境では本手順を実施する必要はありません。

注意

  • 本項では、ssoclsetupコマンドを使用して構築したInterstage シングル・サインオンの資源をバックアップします。ssoclsetupコマンドを使用せずに構築したInterstage シングル・サインオンの資源のバックアップについては、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照してInterstage シングル・サインオンの資源をバックアップしてください。

  • 本項で説明する手順は、すべてシステム管理者権限で実行してください。

8.3.2.2.1 Interstage シングル・サインオンの停止

ssoclservicectlコマンドを使用して、Interstage シングル・サインオンを停止します。ssoclservicectlコマンドの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。

Windows】

[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\sso\bin\ssoclservicectl stop

Linux】

/opt/FJSVswrbam/sso/bin/ssoclservicectl stop
8.3.2.2.2 Interstage シングル・サインオンの資源のバックアップ

以下の手順により、Interstage シングル・サインオンの資源のバックアップを行います。ssoclbackupコマンドの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。

Windows】

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。

    mkdir X:\Backup\sso
  2. ssoclbackupコマンドにより、バックアップを行います。

     [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\sso\bin\ssoclbackup X:\Backup\sso

Linux】

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。

    mkdir /backup/sso
  2. ssoclbackupコマンドにより、バックアップを行います。

    /opt/FJSVswrbam/sso/bin/ssoclbackup /backup/sso

注意

ここでは、以下の資源のバックアップを行います。詳細については“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“ssoclbackup”を参照してください。

  • Interstage シングル・サインオンの資源

  • Interstage HTTP Serverの資源

  • Interstage Directory Serviceの資源

  • Interstage 証明書環境の資源

  • SSOリポジトリ名

8.3.2.2.3 Interstage シングル・サインオンの起動

ssoclservicectlコマンドを使用して、Interstage シングル・サインオンを起動します。ssoclservicectlコマンドの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。

Windows】

[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\sso\bin\ssoclservicectl start

Linux】

/opt/FJSVswrbam/sso/bin/ssoclservicectl start

8.3.2.3 LDAP資源のバックアップ

LDAP資源のバックアップ手順について説明します。

Interstage シングル・サインオンの認証基盤を利用している環境では本手順を実施する必要はありません。

LDAPにActive DirectoryまたはOpenLDAPを利用している場合には、利用しているLDAPのマニュアルを参照して、バックアップ作業を実施してください。

ここでは、Interstageディレクトリサービスを利用している場合、かつ、リポジトリのデータベースに標準データベースを利用している場合のバックアップ方法について説明します。

Windows】

リポジトリ名rep001をバックアップディレクトリX:\Backup\rep001にバックアップする場合の手順を示します。

  1. システム管理者でログインします。

  2. Interstageディレクトリサービスを停止します。

    [コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]から、“Interstage Directory Service(rep001)”を停止します。または、以下のコマンドで停止します。

    net stop "Interstage Directory Service(rep001)"
  3. バックアップ用コマンドを実行します。なお、X:\Backupの配下に、rep001のディレクトリが存在する場合は削除してください。rep001のディレクトリが存在する場合、コマンドの実行に失敗します。

    [Interstage Application Serverのインストールディレクトリ]\bin\irepbacksys -d X:\Backup\rep001 -R rep001
  4. Interstageディレクトリサービスを起動します。

    [コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]から、“Interstage Directory Service(rep001)”を起動します。または、以下のコマンドで起動します。

    net start "Interstage Directory Service(rep001)"

Linux】

リポジトリ名rep001をバックアップファイル/backup/rep001にバックアップする場合の手順を示します。

  1. システム管理者でログインします。

  2. Interstageディレクトリサービスを停止します。

    irepstopコマンドによりInterstageディレクトリサービスを停止します。

    /opt/FJSVirep/bin/irepstop -R rep001
  3. バックアップ用コマンドを実行します。

    /opt/FJSVirep/bin/irepbacksys -f /backup/rep001 -R rep001
  4. Interstageディレクトリサービスを起動します。

    irepstartコマンドによりInterstageディレクトリサービスを起動します。

    /opt/FJSVirep/bin/irepstart -R rep001 

参考

Interstageディレクトリサービスのバックアップ方法の詳細については、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の、“Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ”を参照してください。

8.3.2.4 Systemwalker Runbook Automation 実行環境のバックアップ

Systemwalker Runbook Automation 実行環境のバックアップ手順について説明します。

退避先の空き容量を確認する

資源をバックアップする

退避先の空き容量を確認する

退避先の空き容量には、Systemwalker Runbook Automationの退避先ディレクトリの必要量およびCMDBの退避先ディレクトリの必要量を確認する必要があります。

退避先に必要な空き容量の目安は、以下のとおりです。

退避先ディレクトリの空き容量を確認する

【Windows】

退避先ディレクトリの必要量=
プロセス管理用のデータベースの退避資源容量 (*1)
+ Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ配下の容量の合計
+ Systemwalker Operation Managerのインストールディレクトリ配下の容量の合計
+1MB

*1:

セットアップで指定した「プロセス管理用のデータベース格納先ディレクトリ」のサイズ

【Linux】

退避先ディレクトリの必要量=
プロセス管理用のデータベースの退避資源容量 (*1)
+ /etc/opt/FJSVswrbam配下の容量の合計
+ /var/opt/FJSVswrbam配下の容量の合計
+ /var/opt/FJSVJMCMN/etc配下の容量の合計

+ /var/opt/FJSVjmcal配下の容量の合計

+ /var/opt/FJSVJOBSC配下の容量の合計

+ /var/opt/FJSVfwseo/config/JM配下の容量の合計 (*2)

+ /opt/FJSVJOBSC/bin配下の容量の合計

+ /etc/mjes配下の容量の合計

+ /var/spool/mjes配下の容量の合計
+ 1MB

*1:

セットアップで指定した「データベーススペース格納ディレクトリ」のサイズ

*2:

以下の場合、“FJSVfwseo”が“FJSVfwsec”になります。

  • Systemwalker Runbook Automation を導入後、Systemwalker Centric Manager V13.4.0を導入した場合

  • Systemwalker Centric Manager V13.4.0より後のバージョンを導入した場合(Systemwalker Runbook Automationとの導入の順序は関係ありません)

CMDBの退避先ディレクトリの空き容量を確認する

退避先に必要な空き容量の目安として、下記ディレクトリ配下の容量を確認してください。

Windows

退避先ディレクトリの必要量=
[CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリ]\FJSVcmdbm\Shunsaku\directorData
+[CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリ]\FJSVcmdbm\fcmdb\file
+100MB

【Linux】

退避先ディレクトリの必要量=
/opt/FJSVcmdbm/var/Shunsaku/directorData
+/opt/FJSVcmdbm/var/fcmdb/file
+100MB

資源をバックアップする

【Windows】

バックアップディレクトリX:\Backup\swrbaにバックアップする手順を以下に示します。

  1. システム管理者でログインします。

  2. バックアップ用ディレクトリを作成します。

    mkdir X:\Backup\swrba
  3. バックアップ用コマンドを実行します。

    以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationの資源をバックアップします。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_backup X:\Backup\swrba

    コマンドを実行すると、以下の画面が表示されます。

    Systemwalker Runbook Automationのバックアップを開始します。
    データベースのバックアップを開始します。
    データベースのバックアップが終了しました。
    ファイルのバックアップを開始します。
    ファイルのバックアップが終了しました。
    スケジュール機能のバックアップを開始します。
    スケジュール機能のバックアップが終了しました。
    CMDBマネージャのバックアップを開始します。
    CMDBマネージャのバックアップが終了しました。

    バックアップ処理が完了すると、完了メッセージが表示されます。

    Systemwalker Runbook Automationのバックアップ処理が正常に完了しました。

【Linux】

バックアップディレクトリ/backup/swrbaにバックアップする手順を以下に示します。

  1. システム上に、スーパーユーザーでログインします。

  2. バックアップ用ディレクトリを作成します。

    mkdir /backup/swrba
  3. バックアップ用コマンドを実行します。

    以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationの資源をバックアップします。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_backup /backup/swrba

    コマンドを実行すると、以下の画面が表示されます。

    Systemwalker Runbook Automationのバックアップを開始します。
    データベースのバックアップを開始します。
    データベースのバックアップが終了しました。
    ファイルのバックアップを開始します。
    ファイルのバックアップが終了しました。
    スケジュール機能のバックアップを開始します。
    スケジュール機能のバックアップが終了しました。
    CMDBマネージャのバックアップを開始します。
    CMDBマネージャのバックアップが終了しました。

    バックアップ処理が完了すると、完了メッセージが表示されます。

    Systemwalker Runbook Automationのバックアップ処理が正常に完了しました。

8.3.2.5 Systemwalker Runbook Automationの起動

以下のコマンドにより、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

Systemwalker Runbook Automationを起動します。

Windows】

[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

Linux】

/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start