管理サーバがLinuxの場合の手順を説明します。
注意
インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインストールしてください。
その後、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。
メッセージの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation メッセージ集”を参照してください。
アンインストールについては、“第7章 アンインストール”を参照してください。
出力されたメッセージから対処できない場合は、以下のログファイルを採取して、富士通技術員までご連絡ください。
/var/tmp/swrba_inst.log
/var/tmp/bndl_inst.log
/opt/FJSVibpm/Interstage-BPM-log.txt
/opt/FJSVcmdbm/var/log/cmdbInstLog
/var/opt/FJSVcmdbm/var/log/cmdbInstLog
システム上に、スーパーユーザーでログインします。
DVD-ROM媒体をDVD-ROM装置にセットします。
“Systemwalker Runbook Automation V14g メディアパック (14.1.0A)”のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
DVD-ROMをマウントします。
以下のコマンドにより、DVD-ROMをマウントしてください。
自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントを行うと、マウントオプションに“noexec”が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
# mount -t iso9660 -r /dev/mnt DVD-ROMのマウントポイント
インストーラを起動します。
本ソフトウェア専用のインストールコマンド(swsetup)を実行することにより、複数
のパッケージを一括インストールします。インストーラの起動方法を以下に示します。
# DVD-ROMのマウントポイント/swsetup
「ようこそ」画面が表示されます。[Enter]を押下します。
================================================================================ Systemwalker Runbook Automation セットアップ V14.1.0A All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2010-2011 ================================================================================ Systemwalkerセットアップへようこそ!! セットアップはSystemwalker Runbook Automationをインストールします。 リターンキーを押してください。
インストール先のサーバの選択画面が表示されます。「管理サーバ」を選択します。“1”を入力します。
================================================================================ Systemwalker Runbook Automation セットアップ V14.1.0A All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2010-2011 ================================================================================ << インストール先の選択 >> 1. 管理サーバ 2. 連携サーバ/中継サーバ(32bit版) 3. 連携サーバ/中継サーバ(64bit版) 4. 業務サーバ(32bit版) 5. 業務サーバ(64bit版) ================================================================================ 上記の中から1つ選択してください。 [q,number] =>1
管理サーバのインストーラが起動します。インストールを開始する場合は“Y”を入力します。
インストールの準備中です。 しばらくお待ちください。 Systemwalker Runbook Automation V14g ( 管理サーバ ) インストールを開始しますか? [y,n] => y
CMDBデータベースのインストール先を指定します。
=== <CMDB マネージャのデータベース格納先> === CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリを入力してください。 [ENTER:/var/opt] =>
Systemwalker Runbook Automationで使用するポート番号(管理コンソールのポート番号、Webサーバのポート番号、CORBAサービスのポート番号)を設定します。
変更する場合は、ポート番号を入力します。変更しない場合は[ENTER]を入力します。
=== <Systemwalker Runbook Automationが使用するポート番号> === Interstage管理コンソールのポート番号を入力してください。 [ENTER:12000] => === <Systemwalker Runbook Automationが使用するポート番号> === Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を入力してください。 [ENTER:80] => === <Systemwalker Runbook Automationが使用するポート番号> === CORBAサービスのポート番号を入力してください。 [ENTER:8002] =>
注意
現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。
# netstat -a -n
現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“ポート番号一覧”を参照してください。
Systemwalker Service Catalog Managerがインストールされている環境ではポート番号の問い合わせはありません。Systemwalker Service Catalog Managerのインストール時に指定したポート番号を使用します。
スケジュール機能が使用するサブシステム番号およびポート番号の詳細設定をするかどうかを選択します。通常は設定しません。n を入力すると、デフォルトの値(サブシステム番号:9 ポート番号:9690/9691)で動作します。11.の手順の画面は表示されず、12.の手順の画面が表示されます。
Systemwalker Runbook Automation 管理サーバでSystemwalker Operation Managerを共存させる場合や、スケジュール機能が使用するデフォルトのポート番号(9690/9691)が他と競合している場合などで、スケジュール機能が使用するサブシステム番号およびポート番号の設定値の変更が必要な場合、y を入力し、スケジュール機能の詳細設定を行います。
=== <Systemwalker Runbook Automationのスケジュール設定> === Systemwalker Runbook Automationで使用するスケジュール機能の詳細設定をしますか? [y,n] => n
スケジュール機能の詳細設定を行う場合、スケジュール機能が使用するサブシステム番号およびポート番号を設定します。
Systemwalker Runbook Automationがスケジュール機能で使用するデフォルトのポート番号が他で使用されている場合、ポート番号の指定を行います。
また、Systemwalker Operation Managerを管理サーバで共存させる場合、Systemwalker Runbook Automationがスケジュール機能で使用するサブシステム番号の指定を行います。詳細については、“A.2 Systemwalker Operation Managerのインストールについて”を参照してください。
=== <Systemwalker Runbook Automationのスケジュール詳細設定> === サブシステム番号を入力してください。 [ENTER:9] => === <Systemwalker Runbook Automationのスケジュール詳細設定> === ジョブスケジューラのポート番号を入力してください。 [ENTER:9690] => === <Systemwalker Runbook Automationのスケジュール詳細設定> === ジョブ実行制御のポート番号を入力してください。 [ENTER:9691] =>
注意
現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。
# netstat -a -n
現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“ポート番号一覧”を参照してください。
インストールを確認します。
[インストール処理続行の確認]画面で、入力内容の確認を行い内容に誤りがなければ、yを入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を修正する場合は修正を行う項目の番号を入力してください。
=== <インストール先ディレクトリ> === プログラムの配置先(変更不可): /opt 設定ファイルの配置先(変更不可): /etc/opt 作業ファイルの配置先(変更不可): /var/opt === <CMDB マネージャのデータベース格納先> === 1.CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリ: /var/opt === <Systemwalker Runbook Automationが使用するポート番号> === 2.Interstage管理コンソールのポート番号: 12000 3.Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号: 80 4.CORBAサービスのポート番号: 8002 === <Systemwalker Runbook Automationのスケジュール詳細設定> === 5.サブシステム番号: 9 6.ジョブスケジューラのポート番号: 9690 7.ジョブ実行制御のポート番号: 9691 この設定でインストールしますか?再設定を行う場合は項目番号を入力してください。 [y,q,number] =>y
注意
Systemwalker Service Catalog Managerがインストールされている環境ではポート番号は表示されません。
インストールを開始します。
インストールの準備が整うと、以下の画面が表示され、インストールが開始されます。
インストール処理中です。
インストールを終了します。
インストールが完了すると以下の画面が表示されます。“y”を入力してシステムを再起動します。
Systemwalker Runbook Automation V14g ( 管理サーバ ) のインストールが完了しました。 今すぐ再起動しますか? [y,n] =>y