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Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.5 Interstage シングル・サインオンバックアップコマンド

記述形式

ssoclbackup BackupDirectory

機能説明

Interstage シングル・サインオンシステムの構築コマンド(ssoclsetup)で作成した環境のバックアップを行います。ssoclsetupコマンドについては、「3.2 Interstage シングル・サインオンシステム構築コマンド」を参照してください。

バックアップ対象資源、対象ファイル、および格納先は以下の通りです。

対象資源

対象ファイル(注1)

格納先(注2)

(上段【Windows】、下段【Linux】)

Interstage シングル・サインオン

リポジトリサーバの定義ファイル

<BackupDirectory>\ssoroot\SSO\sv_back

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVsso/sv_back

・認証サーバの定義ファイル

・認証サーバのWebブラウザに表示するメッセージファイル

<BackupDirectory>\ssoroot\SSO\ac_back

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVsso/ac_back

・業務サーバの定義ファイル

・業務サーバのWebブラウザに表示するメッセージファイル

<BackupDirectory>\ssoroot\SSO\az_back

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVsso/az_back

Interstage HTTP Server

全Webサーバの以下のファイル

・Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル

・パスワードファイル

公開用ルートディレクトリ

<BackupDirectory>\ssoroot\IHS\

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVihs/

Interstage ディレクトリサービス

SSOリポジトリとして使用しているリポジトリの以下のファイル

・リポジトリ環境

・リポジトリデータ

・アクセスログ

<BackupDirectory>\ssoroot\IDS\rep_back\

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVirep/rep_back.tar.gz

Interstage 証明書環境

・証明書環境のファイル

・SSL定義ファイル

<BackupDirectory>\ssoroot\SCS\

<BackupDirectory>/ssoroot/FJSVisscs/

また、バックアップを行った環境の情報を、以下のファイルに格納します。

格納される情報

詳細

格納先

(上段【Windows】、下段【Linux】)

SSOリポジトリ名

バックアップを行ったSSOリポジトリ名をテキスト形式で格納します。

<BackupDirectory>\ssoroot\info\rep_name.txt

<BackupDirectory>/ssoroot/info/rep_name.txt

SSOリポジトリの設定情報

バックアップを行ったSSOリポジトリの設定情報です。(注3)

<BackupDirectory>\ssoroot\info\rep_config.txt

<BackupDirectory>/ssoroot/info/rep_config.txt

Interstage HTTP ServerのWebサーバ名一覧

バックアップを行ったWebサーバ名の一覧をテキスト形式で格納します。

<BackupDirectory>\ssoroot\info\web_server_list.txt

<BackupDirectory>/ssoroot/info/web_server_list.txt

注1) 対象ファイルの詳細については、『Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)』の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」の「資源のバックアップとリストア」の「概要と対象ファイル」を参照してください。

注2) 各バックアップ資源の格納先です。一部の資源のみを個別にリストアする際に本パスを指定してください。個別にリストアを行う場合は、『Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)』の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」の「資源のバックアップとリストア」を参照してください。

注3) 設定情報の記述形式については、『Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)』の「irepconfig」の「リポジトリ環境定義ファイル」を参照してください。

オプションの説明

オプション

説明

BackupDirectory

バックアップ資源を格納するディレクトリを絶対パスで指定します。100バイト以内のパスを指定してください。

指定したバックアップディレクトリが存在しない場合、ディレクトリを作成します。

【Windows】

バックアップディレクトリ名には、以下の文字は使用できません。ただし、“:”(コロン)についてはドライブ文字を指定する場合、“\”(エンマーク)についてはディレクトリのセパレータとして指定する場合は使用可能です。

: ; / * ? \ < > | " ,

【Linux】

バックアップディレクトリ名に“/”(スラッシュ)を指定する場合、ディレクトリのセパレータとして扱われます。

注意事項

使用例

バックアップ先が、/backupの場合

$ su -
Password: スーパーユーザーのパスワード
# /opt/FJSVcfmg/sso/bin/ssoclbackup /backup