記述形式
ssoclsetup FQDN SSLConfName [-rn RepositoryName] [-lp LDAPPort]
機能説明
Interstage シングル・サインオンシステムの構築を行います。
構築されたInterstage シングル・サインオンシステムは、以下のような構成になります。
一台のサーバ上に、Interstage シングル・サインオンの以下のサーバを構築・追加します。
リポジトリサーバ(更新系)
認証サーバ
業務サーバ
リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバは、同じWebサーバ(Interstage HTTP Server)上に構築されます。
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
FQDN | インストール時に指定した認証サーバのFQDNを指定します。 |
SSLConfName | リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築するWebサーバ(Interstage HTTP Server)で使用するSSL定義を指定します。 |
-rn RepositoryName | SSOリポジトリのリポジトリ名を指定します。 |
-lp LDAPPort | 構築するSSOリポジトリのポート番号を指定します。 |
注意事項
本コマンドは以下の権限をもったユーザーで実行してください。
【Windows】
Administratorで実行してください。
【Linux】
スーパーユーザーで実行してください。
本コマンドを実行するためには、以下のパッケージがインストールされている必要があります。
【Linux】
FJSVssocm
FJSVssosv
FJSVssoac
FJSVssoaz
FJSVihs
FJSVirep
FJSVirepc
FJSVisscs
本コマンドで構築したInterstage シングル・サインオンシステムでは、以下のポートを使用します。そのため、本コマンドを実行するサーバにおいて、以下のポートは使用しないでください。
10443
10550
10555
本コマンド実行時、Interstage シングル・サインオンのサービスIDファイルを更新します。サービスIDファイルの更新に伴い、システムログに「sso00204」のメッセージが出力されます。「sso00204」のメッセージについては、『Interstage Application Server/Interstage Web Serverメッセージ集』を参照してください。
本コマンド実行後、処理が完了する前に処理を中断した場合、セットアップが正常に完了していない状態で、Interstage シングル・サインオンの環境が構築されてしまいます。このような場合、「3.3 Interstage シングル・サインオンシステム削除コマンド(ssoclunsetup)」を実行後、再度本コマンドを実行してください。
コマンド実行後、SSOリポジトリの管理者DNのパスワードの入力を要求するメッセージが表示されますので、管理者DNのパスワードを入力してください。「Retype」と表示された場合は、同じパスワードを再入力してください。
使用例
$ su - Password: スーパーユーザーのパスワード # /opt/FJSVcfmg/sso/bin/ssoclsetup sso-server.example.com AuthSSL