記述形式
ssoclunsetup
機能説明
Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行います。
具体的には以下の資源が削除されます。
Interstage シングル・サインオンの以下のサーバ
リポジトリサーバ(更新系)
認証サーバ
業務サーバ (注1)
リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ
認証基盤側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築したWebサーバ(注2)
注1) 本コマンドを実行したマシン上に構築されているInterstage シングル・サインオンの全業務サーバが削除されます。ただし、Webサーバ自体は削除されません。
注2) リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ(Webサーバ名:SSOauth)のみ削除されます。その他のWebサーバは削除されません。
オプションの説明
ありません。
注意事項
本コマンドは以下の権限をもったユーザーで実行してください。
【Windows】
Administratorで実行してください。
【Linux】
スーパーユーザーで実行してください。
本コマンドを実行するためには、以下のパッケージがインストールされている必要があります。
【Linux】
FJSVssocm
FJSVssosv
FJSVssoac
FJSVssoaz
FJSVihs
FJSVirep
FJSVirepc
FJSVisscs
本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンシステムの削除前に資源のバックアップは行いません。そのため、Interstage シングル・サインオンシステムの資源が必要な場合は、事前にバックアップを行ってください。
本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンの各サーバ、およびリポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリを停止して、Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行います。
本コマンド終了後、業務サーバを追加していたWebサーバ(Interstage HTTP Server)の起動は行いません。
コマンド実行後、Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行うかどうかを確認するメッセージが表示されます。削除を行う場合は「yes」を入力してください。「yes」以外を入力した場合は、「Command canceled.」と表示され、削除されません。
削除する資源が存在しない状態で本コマンドを実行しても、コマンド自体は正常に終了します。ただし、削除する資源が存在しないため、資源の削除自体は行われません。
本コマンド実行後、Interstage管理コンソールから、Interstage シングル・サインオンの業務サーバを追加していたWebサーバ(Interstage HTTP Server)を削除できなくなる場合があります。その場合、Webサーバの削除は、ihsdeleteコマンドに-cオプションを指定して行ってください。ihsdeleteコマンドについては、『Interstage Application Server/Interstage Web Server』の「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「ihsdelete」を参照してください。
コマンド実行後、削除対象の資源の状態がメッセージとして表示されます。資源の意味は以下のとおりです。
資源の名前 | 資源の説明 |
---|---|
Repository Server | リポジトリサーバ(更新系)です。 |
Authentication Server | 認証サーバです。 |
Business Server | 業務サーバです。 |
Web Server(Webサーバ名) (注) | リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバです。 |
SSO Repository (リポジトリ名) | リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリです。 |
また、資源の状態は以下のメッセージで表示されます。
メッセージ | 資源の状態 |
---|---|
Exist | 存在します。 |
Not exist | 存在しません。 |
注) Webサーバ名は、「SSOauth」固定です。
使用例
$ su - Password: スーパーユーザーのパスワード # /opt/FJSVcfmg/sso/bin/ssoclunsetup