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Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド
Systemwalker

5.5.3 データベースバックアップ先ディレクトリの変更【Windows】

データベースのバックアップ先ディレクトリを変更する場合に変更するファイルと変更項目は以下のとおりです。

変更するファイル

ファイル名

変更項目

PostgreSQLの動作設定ファイル

postgresql.conf

WAL退避ディレクトリ

データベースのバックアップコマンドの動作設定ファイル

cfmgbackup.properties

WAL退避ディレクトリ

バックアップディレクトリ


ここでは、例としてWAL退避ディレクトリとバックアップディレクトリを以下のように変更する手順を説明します。

ディレクトリ

種別

ディレクトリパス

WAL退避ディレクトリ

変更前

C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal

変更後

E:\walbackup

バックアップディレクトリ

変更前

C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG

変更後

D:\basebackup

以下の手順で実施してください。

  1. 本製品を停止します。

    停止方法は、「4.2 停止手順」を参照してください。

  2. データベースの停止

    以下のコマンドを実行し、データベースを停止します。

    > net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
  3. 新規バックアップディレクトリを作成します。

    > D:
    > cd \
    > mkdir basebackup
    > E:
    > cd \
    > mkdir walbackup
  4. ディレクトリに対してDB接続ユーザーのアクセス権を設定します。

    > cacls D:\basebackup /T /E /G cfmgdb:F
    > cacls E:\walbackup /T /E /G cfmgdb:F
  5. 既存のディレクトリから新規ディレクトリへファイルをコピー(移動)します。

    > xcopy c:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\* D:\basebackup\ /E /H /K /X
    > xcopy c:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal\* E:\walbackup\ /E /H /K /X
  6. PostgreSQLの動作設定ファイルを修正します。

    修正箇所は下線部分です。

    場所

    %ProgramData%\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\pgsql\data

    修正前設定

    ...(省略)...

    archive_command = 'copy "%p" "C:\\Fujitsu\\Systemwalker\\backup\\SWCFMG \\wal\%f"' # command to use to archive a logfile segment

    ...(省略)...

    修正後設定

    ...(省略)...

    archive_command = 'copy "%p" "E:\\walbackup\\%f"' # command to use to archive a logfile segment (注)

    ...(省略)...

    注)「\\」は区切り文字です。

  7. バックアップコマンドの動作設定ファイルを修正します。

    修正箇所は下線部分です。

    場所

    <製品インストールディレクトリ>\db\PostgreSQL

    修正前設定

    BASE_BACKUP_DIR=C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG

    WAL_ARCHIVE_DIR=C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal

    修正後設定

    BASE_BACKUP_DIR=D:\basebackup

    WAL_ARCHIVE_DIR=E:\walbackup

  8. データベースを起動します。

    以下のコマンドを実行し、データベースを起動します。

    > net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
  9. 本製品を再起動します。

    起動方法は、「4.1 起動手順」を参照してください。