データベースのバックアップ先ディレクトリを変更する場合に変更するファイルと変更項目は以下のとおりです。
変更するファイル | ファイル名 | 変更項目 |
---|---|---|
PostgreSQLの動作設定ファイル | postgresql.conf | WAL退避ディレクトリ |
データベースのバックアップコマンドの動作設定ファイル | cfmgbackup.properties | WAL退避ディレクトリ |
バックアップディレクトリ |
ここでは、例としてWAL退避ディレクトリとバックアップディレクトリを以下のように変更する手順を説明します。
ディレクトリ | 種別 | ディレクトリパス |
---|---|---|
WAL退避ディレクトリ | 変更前 | C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal |
変更後 | E:\walbackup | |
バックアップディレクトリ | 変更前 | C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG |
変更後 | D:\basebackup |
以下の手順で実施してください。
本製品を停止します。
停止方法は、「4.2 停止手順」を参照してください。
データベースの停止
以下のコマンドを実行し、データベースを停止します。
> net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
新規バックアップディレクトリを作成します。
> D: > cd \ > mkdir basebackup > E: > cd \ > mkdir walbackup
ディレクトリに対してDB接続ユーザーのアクセス権を設定します。
> cacls D:\basebackup /T /E /G cfmgdb:F > cacls E:\walbackup /T /E /G cfmgdb:F
既存のディレクトリから新規ディレクトリへファイルをコピー(移動)します。
> xcopy c:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\* D:\basebackup\ /E /H /K /X > xcopy c:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal\* E:\walbackup\ /E /H /K /X
PostgreSQLの動作設定ファイルを修正します。
修正箇所は下線部分です。
場所 | %ProgramData%\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\pgsql\data |
修正前設定 | ...(省略)... archive_command = 'copy "%p" "C:\\Fujitsu\\Systemwalker\\backup\\SWCFMG \\wal\%f"' # command to use to archive a logfile segment ...(省略)... |
修正後設定 | ...(省略)... archive_command = 'copy "%p" "E:\\walbackup\\%f"' # command to use to archive a logfile segment (注) ...(省略)... |
注)「\\」は区切り文字です。
バックアップコマンドの動作設定ファイルを修正します。
修正箇所は下線部分です。
場所 | <製品インストールディレクトリ>\db\PostgreSQL |
修正前設定 | BASE_BACKUP_DIR=C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG WAL_ARCHIVE_DIR=C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\SWCFMG\wal |
修正後設定 | BASE_BACKUP_DIR=D:\basebackup WAL_ARCHIVE_DIR=E:\walbackup |
データベースを起動します。
以下のコマンドを実行し、データベースを起動します。
> net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
本製品を再起動します。
起動方法は、「4.1 起動手順」を参照してください。