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Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド
Systemwalker

5.2.3 データベースと各種設定ファイルのバックアップ

5.2.3.1 バックアップ手順

【Windows】

Administrator権限を持つユーザーで、以下の手順を実施します。

注意

  • バックアップコマンドの実行を、Ctrl+Cにより中断しないでください。

  • バックアップコマンドの実行中に、データベースを停止しないでください。

上記を実行した場合の対処については「5.2.3.2 バックアップコマンドの注意事項」を参照してください。

  1. データベースの停止

    以下のコマンドを実行し、データベースを停止します。

    net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
  2. バックアップ

    以下のコマンドを実行し、データベースと各種設定ファイルを退避します。

    <本製品のインストール先>\bin\cfmg_backup

    コマンドの詳細は、『リファレンスガイド』の「バックアップコマンド」を参照してください。

  3. データベースの起動

    以下のコマンドを実行し、データベースを起動します。

    net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

【Linux】

スーパーユーザーで、以下の手順を実施します。

  1. データベースの停止

    以下のコマンドを実行し、データベースを停止します。

    # /opt/FJSVcfmg/db/PostgreSQL/cfmg_stopdb

    コマンドの詳細は、『リファレンスガイド』の「データベース停止コマンド」を参照してください。

  2. バックアップ

    以下のコマンドを実行し、データベースと各種設定ファイルを退避します。

    # /opt/FJSVcfmg/bin/cfmg_backup

    コマンドの詳細は、『リファレンスガイド』の「バックアップコマンド」を参照してください

  3. データベースの起動

    以下のコマンドを実行し、データベースを起動します。

    # /opt/FJSVcfmg/db/PostgreSQL/cfmg_startdb

    コマンドの詳細は、『リファレンスガイド』の「データベース起動コマンド」を参照してください。

バックアップ後に運用を再開する場合は、本製品の再起動が必要になります。

本製品の起動方法は、「4.1 起動手順」を参照してください。

5.2.3.2 バックアップコマンドの注意事項

バックアップコマンド使用時の注意事項について説明します。

バックアップコマンド実行時

バックアップコマンドの実行をCtrl+Cにより中断しないでください。また、バックアップコマンドの実行中に、データベースを停止しないでください。

上記の操作を行った場合、それ以降、バックアップコマンドが正常に終了しなくなる場合があります。

バックアップコマンドが正常に終了できなくなった場合、以下のコマンドを実行してください。

<本製品のインストール先>\db\PostgreSQL\cfmg_resetbackuperror.bat

正常終了した場合、以下のメッセージが出力されます。

BKRS40100: Succeeded to reset the error status of backup command.

コマンドの詳細については、『リファレンスガイド』の「バックアップコマンドエラー状態解消コマンド」を参照してください。

メッセージの詳細については、『メッセージ集』の「BKRS40000~【Windows】」を参照してください。

データベースが起動できなくなった場合の対処

バックアップコマンドをCtrl+Cで中断した後、「バックアップコマンド実行時」の対処を実施せずにしばらく運用した場合、いったんデータベースを停止すると、その後データベースを起動できなくなる場合があります。

本現象は、データベースのログに以下のエラーが出力されているかで判断ができます。

    LOG: could not open file "pg_xlog/xxxxxxxx" (log file 0, segment xx): No such file or directory (注1)
    LOG: invalid checkpoint record
    PANIC: could not locate required checkpoint record
    HINT: If you are not restoring from a backup, try removing the file
    "C:/ProgramData/Fujitsu/SystemwalkerCF-MG/pgsql/data/backup_label".

注1)ログの「xxxxxxxx」、「xx」部分は、不定です。

注2)データベースのログファイルは以下のフォルダに存在します。

%SystemDrive%\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs

ファイル名は以下のようになります。

psql-nn.log (注3)

注3)「nn」部分はログが出力された日を表す2ケタの数字です。

上記ログが出力されている場合は、以下の対処を行ってください。

  1. 以下のファイルを削除します。

    %SystemDrive%\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\pgsql\data\backup_label
  2. データベースの起動

    以下のコマンドを実行し、データベースを起動します。

    net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"
  3. Interstage管理コンソールまたはisstopwuコマンドで、以下のワークユニットを再起動します。

    CFMG_VSYS

    ワークユニットの停止方法および起動方法は、「4.2 停止手順」「4.1 起動手順」を参照してください。